「グランドスラム、全力で応援する」などパク・インビ関連の選手コメント

先日に続き、パク・インビの強さに迫るネタで。


メジャー3連勝に関する(そして、一部アメリカ人選手が全米を勝てないことについての)各選手・元選手のコメントを拾ってきて、簡単ですがまとめてみましたよっと。

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photo: zimbio.com


パット・ブラッドリー(1986年にメジャー3勝、殿堂入り)
「彼女はパッティングはもちろん、全てのショットの完成度が高い。そのフィジカルの面だけでなく、冷静でいられるメンタルと平常心を保ちながらプレーできる強さに驚いている。彼女がこの瞬間、喜びを受け入れ、エンジョイできているのが素晴らしい。もちろん、内面はどんな葛藤があったかは私たちには分からないけど、彼女の立ち振る舞いを見ていると、こっちが清々しい気分になる。


「これまでも、彼女の落ち着いた振る舞いには感心してきた。当然、感情を露にする選手は見ている方は楽しいかもしれない。でも彼女はそういう選手じゃないのよね。そんな落ち着いた彼女を見ているのがとても心地よい。私は彼女を応援してる。残り2つ(のメジャー)を勝ってくれることも祈ってる。全力で応援するわ」


アンジェラ・スタンフォード(米)
「アニカなら(メジャー3連勝は)達成できるものだと思ってた。自分がプレーした選手の中で、そんな記録を達成できるのはアニカだけだと思っていた。(パク・インビ)が何でここまで勝てているのかは分からないけど、彼女のパッティングは素晴らしいし、感情のコントロールも上手い。間違いなくショットも曲がってないんだろうね。アニカが引退した後、こんな記録が出るなんて思ってもいなかった。


「私たちのツアーはグローバルに展開している。アメリカ出身のスター選手がいないってよく耳にするけど、それはもう聞き飽きたし腹が立つ。だってアメリカ人選手が一生懸命プレーしていない訳じゃない。みんな必死で努力してる。逆にアジア人選手たちが見下されているような気もする。それにも腹が立つ。私たち選手はそんな見方をしない。でもメディアはそういう見方をするして繰り返し言う。だから私たちアメリカ人選手は本当に辛い立場に置かれてる。『なんだよ、必死にやってるのにまたボコボコにされた』って思いながら毎日家に帰ってる。


「PGAツアーでも同じような現象が起こり始めれば、(LPGAのアジア人選手の独占)に対して周囲の見方も変わる気がする。PGAツアーはまだ私たちのツアーほど露骨にそれが出てないからね」


ジョディー・エワートシャドフ(全米女子第3ラウンドで同組)
「みんなインビのパッティングの技術について話してる。私自身はティショットでも、ボールストライキングでも、パーオン率でも世界のトップと戦える自信はある。でも彼女のパッティングは他の選手たちからは頭一つ抜けている。ここでもそうだけど、他の試合でも彼女のグリーン上での技術が大きな差になってると思う」


ポーラ・クリーマー(ジュニア時代からのライバル)
「アメリカのナショナルチャンピオンシップだから、アメリカ人が応援されて期待されるのは当たり前。全英に行った時は英国の選手がおされるのと同じ。みんなそれには慣れてる。でもインビの快挙はギャラリーの後押しがある、ないの次元の話じゃない。素晴らしいゴルフをしていて、周囲のレベルも確実に上がってきている。彼女の勢いに便乗させてもらわないとね」


(ツアー全体のバランスで見た時、パブリシティーのためにもアメリカ人チャンピオンが誕生することがツアーにとって大事か?)
「100%賛成、もちろん。全米女子オープンはアメリカで開催されるわけだし、アメリカ人のチャンピオンは誕生してほしいと思う。でもゴルフは世界中で開催されているし、世界中には素晴らしい選手がたくさんいる。それでも、アメリカをベースにプレーできていることはとても恵まれていること。今日は最終組から数組前だったけど、アンジェラ(スタンフォード)とのラウンドで、アメリカ人のペアリングだった。だから、すぐそこまで来ていると思う。つまるところ、ジュニアゴルフをもっと活性化させて、子供たちにゴルフに触れさせてあげるチャンスを与えていく。他の国でも同じことをやっている。男女問わず、この国のゴルフ界の発展のためには、その辺の取組をもう少し積極的にやっていく必要があると思う。


「インビの記録は素晴らしい。どうすれば今の彼女のようなプレーができるのか、私もそこに座って彼女が何を考えながら回っていたのかを聞いてみたいくらい。どの競技でも一人のアスリートが『独占』するということはすごいこと。今の彼女は正にそれ。3連続メジャー優勝はすごいの一言。男子ツアーでも女子ツアーでも、そんな記録を残した選手は何人もいない。私も同じような快挙を達成したいか?もちろん。もっと、もっと努力しなければいけないんだって感じてる。でもジュニア時代から彼女と一緒にプレーして、一緒に育ってきた身としては、自分が知っている選手という意味でもそうだけど、昔からの努力がここにきて実を結んでいるのを見ると素直に嬉しいね。


「彼女のコース上での態度、振る舞いだけど・・・彼女と一緒に回ってると、本当にこの子脈があるのかってくらい何にも動じない。グッドショットでも、ミスショットでも関係ない。多分、彼女が笑ってるところは10回くらいしか見たことがない(笑。でもそれが彼女の性格で、彼女のプレースタイル。それは尊重しないとね。反対に私なんかは露骨で分かりやすい。みんな違うもの。彼女のようにプレーすればよいか?そういう訳でもないと思う。でも彼女にとってみれば、自身の振る舞い方はとても大事なファクターなんだと思う。あと、私が今まで見てきた中で彼女はパッティングが最も上手な選手の一人。本当にどこからでも決めてくる。そんな選手を負かすのは至難の業だわ」


ブリトニー・リンシコム(ポーラ同様、ジュニア時代からのライバル)
「彼女はジュニア時代からすごい選手だったし、いつもリーダーボードの上位にいて皆が倒そうとしていた選手だった。ポーラ(クリーマー)とも同じ世代で、ポーラと彼女(インビ)は常に一番上にいて、それを私はいつも追いかける立場だった。毎週毎週、感情をコントロールすることができているのはスゴイと思う。


「アニカが若い頃のプレーを見ていたけど、彼女はバーディを取っても『はい、ありがとう』って淡々とした調子でプレーしていて、常に精神状態が安定していた。気持ちの上下がなかったし、それが成功の秘訣の一つだったと思う。私はその真逆で、バーディを決めただけで大騒ぎしてテンションが上がってしまう。インビからはその辺を学ばなきゃいけないかもしれない。いつもローテンションで、流れに逆らわずに淡々とプレーしている。小さなことでは動揺もしないから、ダボもトリも叩かない。彼女のようなマッタリとした性格はこの競技に合っているんだと思う。


「(メジャー3連覇がかかっている中で)インビは今週どうやって気持ちをコントロールしたのか知りたい。私なんかトーナメントで優勝したら、次の週はメディアの対応で一杯一杯だし、今も今週の結果を祝福してくれるメールで携帯が鳴りっぱなし。彼女はそういう雑音をうまくハンドリングできてるんだね。試合が終わってしまえば、『次の試合の目標はこれを達成する』と切り替えができてる。アニカやロレーナがそうであったように、ツアーを独占する選手が出てくるのは素晴らしいこと。もちろん、それがアメリカ人選手であれば尚更よかったけど、でもツアーを引っ張っていく存在が出てきたのは嬉しいこと。明確な目標があってそれに向けて努力してきたことが成果として出ているのは素晴らしいことだと思う」


ブリトニー・ラング
「(メジャー3連勝は)信じられない記録だけど、彼女は何年もコンスタントに成績を出してきている選手。メジャーを連勝するにはそれぞれにピークを合わせてこなければいけないけど、でもインビはいつも勝ってるからね。だからその調整方法も分かってるんでしょうね。彼女のここ3年間くらいのプレーを見ていると、実はそこまで驚くようなことではないのかもしれないね。...インビはどんなコースでも実力通りプレーできる。昨日(第3ラウンド)なんて、ティショットを曲げず、そして飛ぶ、そしてパッティングに関しては間違いなく私が見てきた選手の中でNo.1。当然、ラインを読むのもうまい。曲げなくて、パットも決める。それが全てでしょう。だから彼女の成績には全く驚いていないわ」


カリー・ウェブ(メジャー通算7勝)
「私は脈があるからけど、インビはあるかわからないわ。I.K.キムのような選手は本当に気の毒ね。インビさえいなければ、彼女のような選手は全米を勝っててもおかしくない。インビのようにホットな選手がいる時は、何をやっても勝てないものよ」

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