大ピンチ!LPGAを直撃する世界大恐慌

アメリカのLPGAにまたしてもショッキングなニュースが。LPGAトーナメントの中で最も賞金額の大きい「ADTチャンピオンシップ」の冠スポンサー「ADT」が、今季限りでスポンサーから降りることが判明。LPGAのキャロリン・ビーベンス会長は今週の火曜日の選手ミーティングで通達、「幾つかの企業と冠スポンサーシップについて相談しているところ」とのこと。

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photo: flickr@battaglia


ADTは世界中でビジネス展開をする大手ソフトウェア会社。世界株安や景気後退で、広報費(宣伝広告費)として真っ先にLPGAが削られたのだろう。ADTチャンピオンシップといえば優勝者に1億円が与えられるビッグトーナメント。来年はADTチャンピオンシップの代わりにスタンフォード・インターナショナルがストロークプレートーナメントとして開催されることが選手たちに告げられた。


2001年以来、冠としてツアーを支えてきたADTの脱退でLPGAはさらに厳しい現実を突きつけられることとなる。今季は既にセーフウェイインターナショナルギントリビュートフィールズオープンinハワイの3大会のスポンサーが撤退を表明している。更には、セムグループ選手権の「SemGroup」は破産申告をしている。今週の第1回「カパルアLPGAクラシック」はスポンサーなしで開催されている。


ADTは公式リリースで「我々の顧客ニーズにより近い分野でのビジネスに積極的に投資をしていく」と脱退の理由を明かした。精神論ではサポートしたいが、ビジネス判断としては正しいと思う。他にも似たような企業があるのでは...


・HSBC女子チャンピオンズ
 ⇒HSBCは英金融機関。500億ポンドの公的資金投入対象企業。
・マスターカードクラシック honoring アレヨ・ペラルタ
 ⇒個人消費縮小でカード業界は利益圧迫必死


など特に個人消費と直結していて、ゴルフとは無縁の冠は危険かもしれない。「ADTが降りるなら...」-そういう動きが加速してもおかしくはない。


個人的に思うのは、ビジネス判断でスポンサーを降りるのは簡単だけど、苦しいのはどこも一緒。こういう時にこそ積極的にサポートする姿勢を貫ける企業こそが長期的に見ればゴルフ業界、何千万人のゴルフファンの心に残るのだと思う。


そして、そういう企業こそ景気が好転し始めたら、ゴルフ業界からの恩恵を受け、最も報われてほしいと思う。

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