米LPGA:宮里藍が今週活躍する意味

今週のゴルフ界は全英オープンで賑わっているが、女子ツアーに目を向けると、宮里藍ミッシェル・ウィも出場している「ステートファームクラシック」が開催されている。


2日目を終えて1打差で首位に立つクリスティーナ・キム。見ているだけでこっちまで元気になってくる。


「ステートファームクラシック」は米イリノイ州、スプリングフィールドという小さな街で開催されている。小さな街といっても、イリノイ州の州都。僕は約10年間、同じイリノイ州のシカゴという街に住んでいた。このスプリングフィールドにも何度か訪れたことがある。アメリカを象徴するようなのどかな田舎街だ。

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photo: wikipedia

ゴルフの話から、少し脱線してしまうが、このスプリングフィールドはある歴史的人物で一躍有名になり、アメリカ人なら知らない人はいないのではないだろうか。。。


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photo: wikipedia


エイブラハム・リンカーン。第16代アメリカ合衆国大統領。


出身地ではないが、彼の政治活動はこのスプリングフィールドが拠点となった。リンカーンは今でいう「共和党(Republican)」の代表として1860年に大統領に就任。彼の偉業の数々の中でも、南北戦争の北軍の司令官として、当時根強く残っていた南軍の奴隷制度を撤廃させたことが最も有名だろう。そして、その戦争の終了を告げる有名なゲティスバーグ演説では「government of the people, by the people, for the people(人民から構成する、人民による、人民のための行政)」と言い、アメリカの歴代大統領の中で最も印象に残る演説であり、そして実権を掴んだ人物とされている。


今の時代、「戦争」という言葉自体にはネガティブな意味合いしかない。実際、当時の政治家の論調の中にはリンカーンの「戦争主義」を激しく批判する者もいた。しかし、奴隷が根強く残り人が人として平等に生きられない時代に、「民主主義」の道を開拓したのはリンカーンであり、リンカーンなくしては今のアメリカの「自由」や「多国籍」国家は成立し得なかっただろう。


んで、これが宮里藍、ステートファームクラシックと何の関係があるのか・・・。


やはり、「リンカーンの街」という歴史的背景の中で行われる大会だからこそ、国際色豊かなツアーでありつづけて欲しいし、それを象徴するようなリーダーボードも見たい。2日目を終えて、上位13名のうち半数以上がアメリカ以外の国籍の選手だ。


宮里藍は初日好スタートも、2日目はスコアを伸ばせずに後退。やはり日本を代表してツアーに参戦している宮里藍のようなインターナショナルプレーヤーには、今週上位に顔を出してもらいたい。


あと2日ある!頑張れ、藍ちゃん!

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