M.ウィ・ダイアリー(その2)「スロープレー改善案?速い人が遅い人に『早くしろ』と言える勇気」

先日アップしたミッシェル・ウィのダイアリーの後半です。


>前半はこちら


別に英才教育(ハワイの進学校→スタンフォード大)を受けているからといって偏見を持つわけではないけど、ミッシェル・ウィというプロゴルファーはものすごく見識が広く、優しい心の持ち主なんじゃないかって・・・思ってしまいました。

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photo: sportsillustrated.cnn.com


初めて出場したクラフトナビスコの頃には、私の成長は既に止まっていた。その時点で6フィート(180cm)。靴のサイズは9.5インチ(27.5cm)で、今でも同じサイズ。生まれた時は病院で一番背丈の大きい赤ちゃんだったし、幼稚園でも小学校でも一番身長が大きかった。ひょっとしたら7フィートまで伸びるかも・・・と思った時、成長は止まっちゃった。


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私はありとあらゆるものに対してアレルギーを持ってる。グルテン、乳製品、卵、ピーナッツ。パイナップルもさくらんぼもNG。私よりアレルギーを持っている人は会ったことがないくらい。だからといって、完全菜食主義とか、ベジタリアンなライフスタイルにするのは無理。食べて身体に支障が出ないものであれば何でも料理するし、食べる。ポークリブ、生のイカ-何でもOK。友達は私にピッタリなニックネームをつけてくれた。ベジタリアンではなく、「セレクタリアン(selectarian=えり好みする人)」ってね。レストランに行っても、真っ先に店員に


「ごめんなさい、予め言っておくけど、うるさい客です」


って言っておくの。最初に言ってもらった方が彼らも楽みたい。もちろん、チップもその分はねるけどね。


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2007年に転んで手首を骨折した時、診断された内容よりはるかに深刻だった。早く復帰しすぎたことも響いた。とても辛い一年だった。怪我はつきものだけど、復帰するまでに向き合わなければいけないのは怪我自体だけではない。それに付随してくるあらゆるものとも付き合わなければいけない。私の場合、痛みをおさえるために大量のイブプロフェンを摂取した。その副作用で胃の粘膜がやられた。そして、イブプロフェンに対してアレルギー反応を起こすようになり、それに対するストレスと痛みが重なり、何をしていても気分が乗らなかった。だから痛みと闘っている人たちには同感する。目には見えない痛みとも闘っているから。


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スロープレー改善のために何をすればいいか?ファストプレーヤーが、遅い人にペースアップしろと言える勇気を持つことだと思う。(ツアーで)最もせっかちなのは誰だか分かる?アンジェラ・スタンフォード。私は決して自分がスロープレーヤーだとは思っていないけど、ある時、プレー時間が異常に長い試合があった。私も全体の進行にリズムを合わせようとスローダウンした。私はアンジェラと同組で、ティインググランドで待っていた前の組が進むのを待っていたら、彼女は私に歩みより、


「私がやらかしたあのホール、あんた嫌がらせのように随分スロープレーだったわね」


って言われた。まるでそれが紛れもない事実だったかのように。私は反論もできず、そこからはただただ速くプレーした。


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リディア・コー、そしてチャーリー・ハル。16歳と17歳でプロになったばかりの二人。彼女たちを見ていると若くて、無邪気だなって思う。とはいっても、私もまだ24歳でお前が言うなって言われるかもしれないけどね。でも、彼女たちから見れば私は明らかに年上の人だし、それなりに経験も積んできた。私は彼女たちの今の年齢の遥か前からプロ同様の経験をしてきた。リディアとチャーリーに一つアドバイスすることがあるとすれば、それはうまくいっていない時にでもハッピーになれる何かを見つけること。みんな浮き沈みはあるし、どん底に落ちる時もある。でも、私たち(プロゴルファー)のどん底なんて、一般の人たちの絶頂期よりも遥かに恵まれている。まともに食事もできず、家を持てない人が世の中には多くいるということ。


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私はオバマ大統領と同じプレパトリースクール(私立の中等学校)に通っていた。ホノルルにあるプナフ・スクール。私が通い始めた頃にはオバマ大統領は既に上院議員になっていて、学校では伝説の人物だった。大統領を教えていた先生たちの多くは既に退職していたけど、彼のアドバイザーだった一人とバスケットボールチームのコーチはまだ在籍していた。あまりオバマさんの伝説には興味はなかったけど、でもみんなが繰り返し語り継いでいたことは覚えていて、それは


1.バスケットボールの才能は群を抜いていたこと


2.非常に頭が良かったこと。そして


3.半端じゃないアフロヘアーだった


ということ。


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スタンフォードでの1年目、コミュニケーションを専攻して成績(GPA)は3.4だった。悪くはない、、、と思っていた。ルームメイトは4.3、しかも専攻が「生体医用工学」だった。ある日、彼女は


「『ナノテクノロジー』の授業を一緒に受けようよ。すんごい簡単らしいよ。絶対楽しいって」


と。私はその授業を受けることにしたのだけど、蓋を開けてみれば人生で最も難しい講座だった。辛うじて単位は取れた。この時スタンフォードについて分かったことが一つあった。


どれだけ勉強ができても、絶対に上には上がいる


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ツイッターは自分で発信するものをコントロールすることができる。自分のプライベートのどの部分をシェアしたいかも選べるし、発信する言葉も何のフィルターも通さずに私が直接話しかけることができる。アスリートでもセレブでも、ツイッターでトラブルに巻き込まれたり、うまく付き合えていない人がいるみたいだけど、そうならないための私なりの秘訣はただ一つ。


(アカウントの)@TheMichelleWie宛の「メンション」を読まないこと。自分を僻んでいる人たちが集まってる場所だからね。


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ネット上にはネガティブな発言や考え方が多く潜んでるけど、でも逆にみんながポジティブになったらどんな空間になるだろう?なんとなくポジティブなコメントを残す人が増えれば、一日が少しでもハッピーになる人が増えるんじゃないかって思う。深い意味もなく、誰かに優しい言葉を掛けてあげられるってよくない?インターネットは荒んだ不快な空間になっていて、ネット上でいじめにあってる子供たちのことを思うと心が痛い。私も中学校の頃、いじめにあっていて最悪な気分だった。ソーシャルメディアがこれだけ発展した今はもっと酷いんだと思う。


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パー3コースでのホールインワンは正当な記録として残されるべきだと思う。サイベースマッチプレー選手権の初戦で負けた翌日、私はプロアマに参加した。プレーをしたハミルトンファーム(米ニュージャージー州)は世界有数のパー3コース。18ホール全て。一緒に回ったのは兄弟の2人で、一人は18歳、もう一人は10歳の弟。ラウンドの序盤で私はエースを決めた。弟の方はホールインワンを生で見たことがなく、大喜びしてた。そして14番ホールで、私はもう一回、ホールインワンを決めた。打った瞬間に入ると分かるショットだった。その時の弟の顔は一生忘れないと思う。まるで私がスーパーヒーローのように彼は私を見ていた。改めて今思うけど、あの子にはいつかエースを決めてほしい。彼が次に目の当たりにするホールインワンは予想だにしない時に起きてほしいな。

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