ポーラも来季から日本ツアー!?良質な「黒船」は歓迎すべき

先ほどYahoo!トピックスでも流れていたこんなニュース。


米の人気美人ゴルファー日本へ本格参戦も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000039-spn-golf


女子ゴルフ日本ツアーを韓国選手がジャック!?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090611-00000297-sph-golf


「ジャック」などといった言葉だけを見てしまうと何かネガティブなイメージを抱いてしまいますよね。でも今回の日本女子ツアー「ジャック」はとても前向きなものだと、個人的には思う。


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photo: GolfWorld


韓国勢やポーラ・クリーマーが日本の女子ツアーでプレーすることで最も痛手を食らうのは(当たり前ですが)日本のツアー選手たち。そう簡単には勝たせてくれなくなるし、きっと昨年と比べるとお給料も減ることでしょう。シード権ぎりぎりで戦っている選手たちにとっては生きるか死ぬかの崖っぷちに追い込まれることでしょう。


Y!の記事にもありましたが、この背景には米経済の悪化でツアーのスポンサーが来季から最低でも5試合減ってしまうということ。そんな中で、米LPGAツアーで戦ってきた選手たちが安定した運営、選手のレベル、高いファンの質の日本ツアーを(一時的であったとしても)主戦場に選ぶのは当然のことでしょう。「出稼ぎ労働」です。


でも、これって日本のツアー全体のことを考えると...


1.これまでのようなプレーでは勝てなくなる
 ⇒選手がより高い技術を求める


2.選手がより高い技術を求めると、ファンの目も肥える


3.スポーツファンの心理は不思議なもので、「弱者を応援したくなる」もの
 ⇒仮に日本の選手が劣勢であったとしても、それは逆に見ているファンの心理を煽る効果がある


4.文字通り「ファンあってのツアー」が確率される


一概に日本ツアーのレベルが低いと言いたいのではなく、これまで世界最高峰とうたわれていたツアーから大量に選手が入ってくることは長期的な視点で見るとツアーの底上げになると思うのです。


他のスポーツでもこのようにして日本が世界のトップに君臨した例はあります。


例えば競馬。1980年代の前半まで日本の競馬なんて見向きもされなかったが、ジャパンカップという国際レースを設立し、海外からトップホースを招聘。最初は勝てなかったものの徐々に日本の関係者が世界に勝つためのノウハウを身に付け始めたのです。今では世界最高金額ではありませんが、長年世界の馬たちが目指す世界最高金額&最高峰のレースとして認められてきました。


「弱者を応援した」時のファンとメディアの爆発力って凄まじいものがあります。競馬では1989年のジャパンカップ、ニュージーランドのホーリックスVS日本のオグリキャップが記録&記憶に残る戦いを演じ、ホーリックスが当時の世界記録の2:22.2で優勝、僅差で敗れたオグリキャップは日本のファンの「誇り」となり、引退して約20年経った今でも多くのファンの心に残る競走馬の一頭です。


とはいっても、海外から来る「黒船」にはその逆のケースもあり、それは野球界を見れば一目瞭然。少し前の話になりますが、大リーグから鳴り物入りで来日したケビン・ミッチェル(当時のダイエー)、セシル・フィールダー(阪神)など超大金を叩いて招聘した外国のアスリートで何もせずにのそのそと帰国してしまった例もありました。Jリーグも似たような経験をしています。日本を単なる「金のなる木」と勘違いして来てしまうと、ファンにもメディアにもリーグ(運営者)全体に迷惑がかかってしまいます。そういう意味で言うと、招聘する側の見極めが大きなポイントになってきますよね。


日本のLPGAがどのような規則を設け、ポーラ・クリーマーなどのトッププレーヤーを受け入れるのか...。両LPGAツアー間のコミュニケーションが肝心になってきそうですね。


いずれにしろ、来季から国内の女子ツアーが例年になくハイレベルなものになりそうなのは確か。あとは受け入れる側(ファン)がどのような目線でツアーに参加するかにかかっていると思います。

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