ポーラ・クリーマーとフィル・ミケルソン

全米女子オープン後、海外メディアでポーラ・クリーマーに関する記事をよく見るようになった。その内容はというと、ポーラの未熟さを批判しているものが多かった。

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photo: golf.com

全米女子オープン最終日、ポーラは首位に1打差でスタートしながら前半だけで5打も落とし、一気に優勝戦線から脱落した。全米中のゴルフファンが若きスターの初メジャータイトルを期待していただけあって、特にメディアの間では「裏切られた」感が強かったのだろう。


これまでにツアー通算6勝、先週の全米女子を終えて史上最速(プロ転向後3年4ヶ月)で生涯獲得賞金500万ドル(約5億円)を突破した。今年に限っては14戦でトップ10入りが7回と絶好調。まだ21歳の若さ。3ラウンド連続でアンダーパーで、お膳立ては全て整っている・・・はずだった。


「これまでで最もイライラしたかもしれない。こんな辛い思いをしたのは、本当に久しぶり。」


どこで歯車が狂ったのだろう。。。9番ホールのグリーン周り、奥の深いラフに入れてしまった。普段のルーティーンとは比べ物にならないほど素振りをし、明らかに躊躇していた。結果、アプローチはピンを通り越してグリーン手前まで転がってこぼれてしまった。ダブルボギー。


さらに、別のホールでは、ショットの合間に、キャディがパターを持ちクリーマーのキャップのツバに固定させ素振りの練習をしていた。もちろん、最後までボールを追うことを意識させるものなのだが、本番の、しかも全米女子オープンの最終日のラウンド中にこのような練習をするのってどうなのだろう・・・。クリーマーの「自信」のなさの現れ、と言われても仕方あるまい。


そして、この人のように、長年、メジャーで活躍できないのではないかと思ってしまう・・・。


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フィル・ミケルソン


アメリカ人が一番好きそうな勝てないアメリカンヒーロー役を長年担った。アマチュア時代にPGAツアーの試合を勝つなど、前評判も(言葉は悪いが)小さい試合では勝っても大舞台では詰めが甘い。The Greatest Player Without A Majorメジャータイトルのない(メジャーを獲れない)最強のプレーヤーと言われ続けた。


その後、2004年にマスターズ、翌年に全米プロ、そして2006年にまたマスターズと大舞台で勝つことができ、今となってはその呼び名は使われなくなった。しかし、当時のミケルソンを付きまとっていた「代名詞」は見ていて哀れになるほどだった。何かに呪われているようだった。(今でもそれはあるけど...)


クリーマーはまだ21歳。まだまだこれからの選手だし、女子ツアーを引っ張っていくべきスター候補だ。全米女子から休む間もなく、今週の「P&GビューティーNWアーカンソー選手権」に優勝候補筆頭として出場してくる。


早くこの悪夢から覚め、通算7勝目を挙げて欲しい。

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