Best of 全米オープン~3位:1970年、ジャックリン「英国の意地」

いよいよ始まる全米オープン。僕が選ぶベスト・オブ・全米オープン第3位は1970年大会のトニー・ジャックリン。

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photo: pgatour.com

日本ではあまり馴染みのない名前かもしれない。しかし、ジャックリン(イギリス)の勝ちっぷりは、全米オープンの歴史に残るものとなっている(タイガーの登場でインパクトは薄れてしまったが...)。


前年の全英オープンを勝利したジャックリンだったが、全くといっていいほど注目されていなかった。リー・トレビノ、ジャック・ニクラウスらの台頭でゴルフブーム真っ只中で、この年の大会は当時最高の3,605名が出場登録し、史上2番目の観客動員数を記録した。


異様な雰囲気の中での大会は、ジャックリンの独壇場となった。強風が吹き荒れる中、初日からアンダーパーで回り、2位以下に7打差をつけ、4日間通算でアンダーパーでフィニッシュしたのはジャックリンのみだった。


初日から最終日まで首位を守って全米を勝った選手は過去に4名しかおらず、ジャックリン以降は誰もその快挙を成し遂げられていない。また、7打差での勝利は当時は49年ぶり、イギリス出身の優勝者は50年ぶりだった。ジャックリン以降、ゴルフ発祥の地イギリスからの優勝者は未だ現れていない。


タイガー・ウッズがゴルフ界を圧倒し始め、ジャックリンの記録的な全米オープンはあまり語られることはないが、彼が残した偉大な4日間は記憶より記録に残っていくのだろう。

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