タイガー・ウッズ、片山晋呉、アラ「フィフティー」の評価は?マスターズ初日の「成績表」

マスターズ初日が終わり、まもなく2日目が始まろうとしています。それにしても石川遼の注目度はすごい。どのメディアもほぼトップニュース扱いで彼の51位タイを速報しています。


でも、この日のコンディションで1オーバーがどれだけ平凡だったかを伝えない。過去3年のマスターズの初日で最もアンダーパーの選手が多かったことも伝えない。石川の「73」の内容は悪くはなかったし、希望を持たせてくれる材料もあった。でも世界のトップに入れば平凡であることに変わりはない。


とはいっても、マスターズという大舞台になれば、我々日本人としては彼も片山も今田も贔屓目に見てしまうもの。そりゃマスターズですもの。仕方ない。


ということで、もう少し冷静にマスターズ初日に起きたことを振り返って、それぞれに簡単な「成績」を付けてみたいと思います。

(成績は10点満点)

■コース状態・コンディション:10
例年と比べると、初日のピンポジションは誰が見ても「親切」としかいいようがない。風もない。空気は乾燥していて飛距離も出る。「オーガスタで最も親切な日の一つ」パドレイグ・ハリントン。おっしゃる通り!


USGAの人たちではないですが、2日目以降、マスターズのコースキーパーたちの「意地悪」が始まるでしょう。


■チャド・キャンベル:8.5
出だし5ホールを5アンダーはマスターズの長い歴史の中でも最小スコア記録。バックナインでも4連続バーディを奪い、マスターズのみならずメジャー大会で誰も達成したことのない「62」も視界に入っていた。しかし、17、18番で連続ボギー。


「首位に立てたのは嬉しいけど、最後の連続ボギーは絶対にやってはいけないこと。後味が悪い」とキャンベル。おっしゃる通り!2日目の出だしが注目です。


■晋GO!:9
片山晋呉の初日は5アンダーというスコアだけでは語れないほど素晴らしいラウンド。6、8番ホールではあと一転がり足らずにパーとしたほど、この日はパッティングが安定していた。そして本人も「ビックリするほど飛んでます」と言うほど飛距離が出ていた。


年明けから契約先が変わるなど不安要素の方が多かった片山。アリゾナで行われたWGCアクセンチュアマッチプレーの時は「カウボーイハットを被った日本人はいち早く敗退し、ロデオ場にでも行くことだろう」と海外で成績を残せない日本のマネーキングを叩く米メディアもいた。


「日本の賞金王ここにあり!」と世界に見せ付けてくれた。あっぱれ!


■アラ「50(フィフティー)」:8
石川遼の組(石川、ロリー・マッキロイアンソニー・キム)の年齢を足すと60歳。この3名の合算スコアは4オーバー。


ラリー・マイズ:50歳、5アンダー


グレッグ・ノーマン:54歳、2アンダー


ベルンハルト・ランガー:51歳、2アンダ


技術の進歩もあるのでしょう。でも意地を感じます。若造にはまだまだ負けてられません。あっぱれ!


■アラ「20(トゥエンティー)」:6
開幕前、散々取り上げられたティーントリオ。スコア上、マッキロイがイーブンパーでトップに立ったが、1オーバーで終わった石川遼の最終5ホールで3バーディは評価されるべし!ダニー・リーもパー15回とオーガスタにきっちり対応した。まー、こんなもんなのかもしれないですね。


タイガー・ウッズ6
膝をぶっ壊しながらも優勝した全米オープン以来のメジャー大会となったタイガー。前半は淡々と、まるで周りを見ながらプレーするかのように回ってきた。それだけ余裕があるのでしょう。


3連続バーディを含む2アンダーというスコアだけを見ればもっと高い評価を与えるべきなのかもしれないが、そこは世界No.1。あと一つ、二つは伸ばして欲しかった。


しかし不気味な数字があるのです。タイガーが過去4度マスターズを優勝した際の初日のスコアは「70」。元々出だしがよくないタイガーが今年も70で回ってきたのは、何かの暗示なのでしょうか...。


■シン・コンビ:5
タイガーを取り巻く大ギャラリーでのラウンドとなったJ.M.シン。プレッシャーはあっただろうが、13番でイーグルを奪うなど冷静に1アンダー、71を叩き出して好スタートを切った。


もう一人のシンさん、ビジェイ・シン、は2000年に優勝して以来、マスターズではトップ20を外していない。J.M.と同じスコアでも、この舞台での実績を考慮するとちょっとだけ物足りないような...。


■オージー集団:3
今季2勝を挙げていて、世界一流の仲間入りをしたジェフ・オギルビーに期待しすぎたのかもしれないですね。総勢7名を送り込んでいるオーストラリア勢で最も活躍したのがアーロン・バデリー。4アンダーと上々のスタートを切った。


オギルビーは1アンダーに止まり、スチュワート・アップルビー、ロバート・アレンビーは撃沈。それでもグレッグ・ノーマンの2アンダーが辛うじてチーム・オージーの面目を保ってくれた。


フィル・ミケルソン3
今季既に2勝、そして2度優勝している舞台でいきなり初日を1オーバー。優勝候補の一人だっただけに残念の一言。タイガーの復活は喜ばしいけど、最大のライバルがこんな状況だと...。


■若手トリオ:2
石川遼とマッキロイの台頭まで、PGAツアーの「若手」といえばアンソニー・キムカミロ・ビジェガスセルヒオ・ガルシアの3人だった。これだけ緩いコースセッティングの中、経験と勢いをかね揃えたトリオに期待は集まったが合算スコアが5オーバー。ブーイングに値します。


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