イアン・ポールターとタイガー・ウッズ。これまでに何度かメディアを通して「意見交換」をしてきた関係ではありますが、マスターズを前にまたしてもポールターの発言がきっかけでちょっとしたメディア論争が起きているようです。
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photo: zimbio.com
マスターズウィークになるといろんな話題が飛び交います。今年は東日本大震災もあったことで日本人選手にも注目が集まっていますし、ミケルソンの4勝目(現役最多、タイガーと並ぶ)、ウェストウッドの初メジャータイトル、など盛りだくさん。
そこにきて、ちょっと後味の悪いやり取りが。
タイガー・ウッズのマスターズでの可能性を聞かれたイアン・ポールター。ポールターらしく、包み隠さず答えてしまったようです。
「彼はTOP5にも入らないと思う。(WGC CA選手権の舞台)ドラールでの彼のプレーはコンシスタントではなかった。ここ(オーガスタ)で同じようなプレーをしたら無傷では済まない。(マスターズ)でショートゲームをあてにするのも危険だ」
とポールター。瞬く間にこの「TOP5入りはない」という言葉だけが一人歩きしてしまい、各媒体では大きく報じられていました。そして、その発言を聞いたタイガーは
「そう、ポールターはいつも正しいもんな。俺の頭にあるのは大会を勝つことだけ。年に4回(メジャー)にピークを持ってこれるように準備をしてきているし、それは昔と変わらない」
と反論。
そして、ポールターは後日、このようなツイートを残しています。
「去年、俺はタイガーがTOP5に入るかと聞かれて『はい』と言った。今年も同じ質問をされて、『いいえ』と言った。そして今、俺は最低な野郎扱いされている。メディアって素晴らしいな」
「メディアを納得させることなんてできないさ。質問に素直に答えたら、酷い奴になる。メディアはそういう人間だ。ありがとうな」
そして最後に、
via Twitter@IanJamesPoulter
「自分へのメモ。タイガーについて聞かれた時は適当にいいかげんな返事をすること、彼ら(メディア)が聞きたい答えを言うこと。さもないと笑いものにされるだけ。以上。もう何も言わない」
最後の「何も言わない」はこの件について何も述べないという意味なのか、タイガーに関する質問は今後受け付けないということなのかは分かりませんが、最近の海外ゴルフメディアの論調を見ていると
「タイガー復活優勝@オーガスタ」
といった出来過ぎたストーリーをおぜん立てしようとしているようにも見えます。スティーブン・エイムズ、ロリー・サバティーニらがそうであったように、タイガーのモチベーションを上げさせるためにメディアがあえて毒舌な選手の意見を聞き、間接的にタイガーにメッセージを伝えている・・・とも取れなくもないです。そういう意味で、ポールターはメディアの絶好の標的になってしまったのです。
たしかに、タイガーが復活優勝することは、ゴルフ産業にとっても大きなメリットとなることでしょうし、それを願っているファン、関係者は多いはず。本当にメディアが狙ってやっていたかは微妙です。ただ、メディアの画策でそれまでファンにもメディアにも愛されていた選手が「犠牲」になってしまうのはいかがなものかとも思います。
タイガーがTop5に入らなかった後、ポールターがどんな呟きをするかが楽しみです。
