【再アップ】マスターズ2日目:カプルスのラウンド後記者会見(ノーカット)

昨夜、速報としてフレッド・カプルスの第2ラウンド後のインタビューを掲載しましたが、ノーカットバージョンの方がおもしろかったのでそちらを再度アップしておきます。

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via masters.com


(背中の調子が万全でない状態でのラウンドだったのですか)
「プレーができる状態だよ。先週、ヒューストンで注射をしてもらって、それが土曜日か日曜日あたりに効き始めるはずだったんだけどあまりよくならなかった。(去年の)10月くらいからずっと痛みを伴っていて、いつもよりは良くない状態なのは確か。でも体は動いている。ただ、突発的に痛みがくる。特に、今日の7番、9番、10番のようなつま先下がり(ダウンヒル)のライからのショットの時が一番厳しい。本来であれば、『問題ないよ』と言いたいところだけどね・・・でも今日は痛みを感じながらでも素晴らしいショットを打てたし、昨日とは打って変わってバーディも決められた。現時点では良い位置にいるし、土曜日も日曜日も問題なくプレーする。痛みの中でプレーをするのは違和感があるけど、背中の痛み(背筋痛)とは長い付き合いだし。決して楽しいものではないよ」


(痛みの中で今日のようなスコアが出せたのは?)
「昨日はショットの精度が高かった。今日はそれより少しよかったかな。昨日より3、4時間早く、午後1時、2時のティータイムでプレーするより楽だったよね。ここ(オーガスタ)は肢体不自由者になってもプレーしに戻ってくるよ。それだけ好きなんだ・・・いや、その言葉はよくない。背中がどれだけ酷いことになってもここには戻ってくる。ここでプレーすることはそれだけ特別なんだ。


「正直なところ、ヒューストン(シェル・ヒューストンオープン、カプルスの出身大学の地)とここさえあれば、もう終わってもいいよ。(先週の)ヒューストンでは4ラウンド続けて安定したプレーができた。俺以外には何の意味のないものだったと思うけど。(痛みに)耐えてプレーできることも分かったし、ここに来ることが最大の目標だった。明日もベストのプレーができるように頑張るだけ」


(ミケルソンはオーガスタに来ると「re-energize(再び英気を養う)」されると言っていましたが、あなたにとってこの場所は?)
「えーと、まず俺はどこに行っても(背中の痛みが)『回復』することはないから(笑)。でも、俺はここに来るのを年中楽しみにしている。一番好きなイベントだし、過去には運に恵まれたこともあった。勝てそうな試合を落としたこともあったけど、あと数年は戻ってきたいね。去年の試合は素晴らしかったし、今年も何が起きても素晴らしい年になると思っている。。。いや、『何が起きても』と言ってしまうと結果が良くなかった時の言い訳に聞こえてしまうから撤回。明日以降のラウンドも本当に楽しみにしてるんだ。


「この大会は全員にとってエキサイティングなものだと思う。でも俺にとっては、良いプレーができることが分かっている居心地の良い場所なんだ。フィルにとってはここは『プレーグラウンド(遊び場)だよね。練習ラウンドも一緒にしたし、彼が勝った時に同じ組になったこともあったけど、ここは彼にとっての遊び場なんだ。彼はイマジネーションが豊富だろ。普通はトラブルと思うようなところでも、彼はあえて難しいところからのショットを打てることに興奮してるんだ。俺なんてとにかくクリークやハザード以外のところにボールが行ってくれれば大満足だからね。彼と水曜日(練習ラウンド)にプレーするのは楽しいよ。彼は会場中にエキサイティングなプレーと興奮をもたらしてくれる。他にもそれができる選手はいるけど、フィルとの違いは3回もここで勝っていないということ。そういう意味で彼は英気を養っているんじゃないかな。俺も彼も、ここが大好きだからね」


(1986年、ジャック・ニクラウスが達成した46歳での優勝。再現できますか?)
「6年前ならひょっとしたらできたかもな(笑)。でもね・・・優勝できるか?もちろん。明日のラウンドに自信はあるか?当たり前だ。現実的に計算すると、ノーボギーでバーディを9つ取ったら14アンダー。これで優勝スコアに近付くことができるだろうね。そういう意味では、今日のラウンドは明日以降の自分のモチベーションを上げてくれるラウンドになったと思う。


「優勝か・・・俺にとってこの試合がツアーで唯一まだ勝てるチャンスのある試合だと思う。リビエラ(ノーザントラストオープン)でもチャンスはあった。あるとしたらリビエラがNo.2だろうな。明日も良いスコアを出して、日曜日もクレイジーなスコアが出ないと厳しいかな」


(なぜここだけなのですか?)
「数えきれないほどプレーしているし、俺のプレースタイルに合っているコースだからかな。俺の歳にしてはまだ飛距離も出る方だし。このコースは多くの選手より理解しているし、それはすごく有利だよ」


(なぜあなたくらいの歳の選手はこの大会を勝てないのか)
「まず、そんなに母数がいないだろう?ニクラウスが46で勝った時は・・・信じられないというほどでもなかったし、現実的だったかな。トム・ワトソンが(一昨年の)全英を勝っていたら59だっけ?それは奇跡だよ。でも俺以外に、50〜55歳くらいの選手でチャンスがあるのって・・・誰かいる?本当は俺が知ってなきゃいけないんだけど・・・わからない」


(肉体的なものなのか?)
「俺の場合は飛距離が他の選手よりもあるから、それは大きなアドバンテージになってる。例えば、レイモンド・フロイド。俺が彼を破ってここで勝った時、彼は何歳だったっけ・・・49?すごいね。俺が負けてたら最高齢記録になってたじゃないか。よかった勝っといて(笑)。そもそもそんなにチャンスが残されていないというのもある。それが一番の理由じゃないかな」


(ニクラウスの46歳での優勝が「現実的」なら、あなたが今年勝ったらどうなる)
「それは『引退』を意味するよ!(笑)姿を消すからな!」

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背中の痛みとの闘いになっているのはプレーを見ていても伝わってきます。第2ラウンド7番の2打目、結果的にはスーパーショットなのに、打った直後は足元が安定せずふらついていました。


普通なら棄権をしていてもおかしくない痛みでもプレーし続け、最後まで戦い抜きたいーこれもまたマスターズの魅力の一つなのかもしれませんね。

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