ロリー・マッキロイ。今、世界中のゴルフファンから最も愛情を注がれている選手かもしれません。大会初日「65」からリードを守り続け、残り9ホールで崩壊。10番トリプルボギー、その後もボギー、ダボ・・・終わってみれば「80」、通算4アンダー、15位タイ。去年の全英「初日63→2日目80」の教訓が今回は生きているようにも見えたし、周りもそれを認めていた。
10番で狂った歯車をなんとか修正しようと空回りするマッキロイ。まだあどけなさが残る21歳。見ている方が目をふさぎたくなるほど痛々しいサンデーバックナインだった。
去年の全米プロ選手権の時もそうだったが、時に勝者より印象に残るプレーや選手がいる。今でもマスターズの時期になると1986年にグレッグ・ノーマンの失速が語り継がれている。今年のマッキロイの10番も語り草になることでしょう。
そんな中、今年のマスターズで最も印象的だったのが、大会終了後からTwitter、Facebookで流れ始めたマッキロイへの称賛のコメント、そしてマッキロイ自身が大衆に向けて送ったメッセージだった。
最終組で回っていたマッキロイは、ラウンド後嫌な顔一つせずギャラリーにサインをし、テレビのインタビューにも答えていました。最終日で学んだことはと聞かれ、
「人格形成・・・だといいな」
と笑顔も交えて答えていました。タイガー・ウッズが上がってきた直後の「ふてぶてしい」インタビューとは対照的に、このマッキロイの受け答え、身のふるまい方は「Classy(一流の)」と表現している人が多かったです。
一例を挙げておくと・・・
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ジェフ・オギルビー(via Twitter):@McIlroyRory お前は一流だ。次は必ず勝てるぞ。
ババ・ワトソン(via Twitter):おい、@McIlroyRory 上を向いていこう!直にメジャーは勝てる。3週間後、お前がディフェンディングチャンピオンのシャーロット(クエイルホロー選手権)でまた会おう!#hi5(→ハイタッチ)
グレイム・マクドウェル(via Twitter):彼はすごい能力を持っているし、何度もメジャーを優勝する。これは序章にすぎない。
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そして、マッキロイが心配していた「人格」。
彼がどういう人格なのか・・・多くを語る必要なし。大会後から流れている彼のツイートをご覧ください。
「まー、計画通りにはいかないもの!今日は厳しい一日だったけど、勝つ前に負けなきゃいけないんだ。終わってみれば今日という日が俺を強くしてくれる」
「あ、チャール・シュワーツェル、おめでとう!!グレートプレーヤーであり、それ以上のナイスガイ!彼と彼の家族を祝福したい!」
「励ましの言葉、サポート、ありがとうございます。ちょっと圧倒されてます!感謝感謝!」
「(笑) RT @gWasshappenin @McIlroyRory オーガスタの敷地内に家があることを教えてくれてありがとう。毎日が勉強ですね!!」
そして、先日、次戦「メイバンク・マレーシアオープン」に出場するため専用ジェット機でマレーシアに向かったマッキロイ。
機内からのツイートとその写真。
「チャールとマレーシアに向かう!どちらかがグリーンジャケット着ててよかった!!!」

ゴルフに限らず、勝負事に負けたものは「潔い敗者であれ(Good Loser)」という格言がありますが、去年の全英でGood Loserになったのであれば、今年のマスターズでGreat Loserになったのではないでしょうか。
本人の言葉にもあるように、
「勝つ前に負けなければいけない」
この言葉を信じて、Great LoserからGreat Championになる日を待ちたいと思う。
