マスターズ事前:今田竜二、「3メートル以内のパットが勝負を分ける」

マスターズ開幕まであと5時間。


アメリカのスポーツサイト最大手「ESPN.com」のゴルフコーナーで、なんと、今田竜二がコラムを書いています!この手のコラムでよくありがちな「頑張ります」的なものではなく、かなり読みごたえのある内容になっていましたので紹介しておきます!

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photo: daylife.com


こんにちは、今田竜二です。この一週間、私の初マスターズでの経験を綴っていきます。この場にいれることに誰よりも興奮しています。


それほど私のことをよく知らない人のために自己紹介を。14歳の時、夢を追いかけるために日本からアメリカに来ました。 ゴルフがうまくなりたい、上を目指したいと思うきっけかになったのは日本で見ていたマスターズでした。私は、ジョージア大学に進学し、幸運にも在学中に二度オーガスタ・ナショナルでプレーする機会がありました。


その時、このコースに惚れましたし、世界中のコースで一番好きです。昨シーズンのAT&Tクラシックで優勝して今年のマスターズの出場権を獲得したのですが、あのプレーオフを勝った時にまず脳裏をよぎったのがマスターズからの招待状が来るということでした。


マスターズは他の大会とは全く異なるものだし、オーガスタ・ナショナルも他とは比べものにならないようなコースです。マスターズのクラブは非常に上品で、冬から春にかけての間、出場権のある選手には訪問する機会を与えてくれますしプレーさせてくれるのです(その期間、ゲストは連れてこれませんし、地元のキャディーを採用しなければなりません)。


初めてのマスターズに向けての準備ですが、昨年の11月に始まりました。その時36ホールをプレー。大学生の時にプレーしていましたが、コース自体大きく変わっているのは分かっていたので早めに下見をしておきたかったのです。


コースの状態に関してですが、11月のセットアップと今週とでは全く違うものだというのは分かっていました。それでもまずはコースの全体図(導線)を把握し、ティーショットで構えた時の視界などに馴染んでおきたかったのです。


予想した通り、数年前に来た時よりもコースはかなり長くなっていました。さらに寒くて雨の影響で下が濡れていました。帰る頃には、このコースでいいスコアを出すためにはいかにグリーンに慣れるかが大きなポイントであることに気付きました。


そして、WGC CA選手権直前、再びオーガスタに来て2日間みっちりプレーしました。11月に来た時と比べるとコースは気持ち早くなっていました。(中略)


このコースは経験と知識が生きる所だと聞いています。経験者の方がいいスコアを出せると。なので自分もマスターズルーキーながら、コースにいる間なるべく多くを吸収しようと頑張りました。時にはコースに7時間も出て、主にグリーンに馴染むようにしました。その訪問時に、「これはマスターズの前の週に入って、コースに慣れるための時間を作らないとダメだ」と感じ、先週の木曜日に現地に入りました。


最後に出場したアーノルド・パーマー・インビテーショナルでは、3日目と最終日は最後から2番目のグループで回ることができ、その週を通していいゴルフができていたと思います。最終数ホールでスコアを崩しましたが、マスターズに向けていい流れで来れてるのかなと。


マスターズを語る上で一つ言いたいのは、どれだけ経験のあるベテランでもコースが変化する度にまたアジャストしなければいけないということ。私はマスターズ初出場ですが、ここ数年に渡って行われたコース改造によりどの選手にとっても真新しい一面はあり、以前と変わっている点はあるのです。経験者から「アドバイスをもらう」ということについてですが、何人かの選手と立ち話程度で聞いていますが、誰かに特別話を聞きに行ったりはしていません。ゴルフは不思議なスポーツで、情報をより多くインプットすればいいというものではないのです。このコースの特性を把握する最善の方法は自分の足で確かめ、それらが自分のゴルフにどのような影響を与えるのか、普段やっていることで変えなければいけないのかを知る方がよっぽど大事だと思います。


土曜日、日曜日とプレーをしましたが、コースは日を追うごとに早くなっています。11月の頃と比べると、全く別のコースのような感じを受けます。このイベントを成功させるためにスタッフの方々が費やしている労力はすごいです。幸いにも、調子もいいですし、グリーンにも慣れてきました。


マスターズの不思議なところは、自分の好きなだけ事前に練習ができるというところです。私の場合、メジャーのコースは前週の日曜日までプレーすることはありません。普通は初日に18ホール、続く2日で9ホールずつプレーして、新たに何かを学ぶという作業はしません。今週は練習グリーンでより多くの時間を過ごそうと思っています。10フィート(3メートル)以内のパットを決められる選手が上位に来るからです。


オーガスタ地区はここにきて水気の多い日が続いていて、本番で大きな影響を与えそうです。硬く早ければショートヒッター(飛距離のない選手)に有利に働くし、当然、下が濡れて遅ければロングヒッターが有利になります。ここ数日、タイガー、ミケルソン、イメルマンなど数名見かけました。私はこれから(日曜日から)は少しペースダウンして、精神的にも肉体的にも本番に備えたいと思っています。


月曜日から私の初マスターズが始まります!楽しみだし、またスタート前に皆さんに報告しますね!


今田


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【関連リンク】
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