全米プロ選手権最終日速報:石川遼、「ミケルソンから多くを学んだ」

全米プロ選手権最終日、石川遼は通算8オーバーでホールアウト。この日は4日間を通じてベストスコアのイーブンパー、「72」で回り自身3度目のメジャー大会を終了。


11番でボギーを叩き10オーバーにするも、15番のパー5で難しいラインを読み切ってバーディ。圧巻だったのが16番のパー4の第3打。グリーン手前からのアプローチを直接カップインで連続バーディ、ギャラリーからはスタンディングオベーションを浴びていました。


一方、一緒に回っていたフィル・ミケルソンは最終4ホールで5打落とし、通算12オーバーでホールアウト。


それでも、ゴルフ以外のことでも石川が学ぶべき点は多かったのではないでしょうか。


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Photo by : zimbio


日本でゴルフネットワークの中継をご覧になっていた方はお気付きかもしれませんが、ミケルソンと石川が最終18番ホールの2打目地点からグリーンに上がっていこうとしていた時のこと。石川が一足先を歩いていて、その後ろを追うようにミケルソンと中継のカメラマンが。


その時、ミケルソンは左隣の9番ホールを盛んに気にしていて、「ちょっと待った方がいいね」とカメラマンを止めたのです。後ろからミケルソンが来ていないのに気付いたのか、石川も足を止めて左を見ていました。


ちょうど9番ホールを回っていた組が第2打をグリーン(クラブハウス)に向かって打とうとしていたのです。そのまま2人がグリーンに向かって歩いていたら、大歓声が沸き起こり、隣接しているホールでプレーしていた選手たちは少なからず影響を受けていたでしょう。中継の解説者も


「どれだけスコアが悪くても、ミケルソンの紳士的なマナーは見ていて気持ちいいですね」と言っていました。


石川も気付いていたかもしれませんが、きっとこういった細かい周囲への配慮も「トッププロ」の一面なんだな~、と関心したと同時に、これから何度もこのような大舞台でプレーするであろう石川にも心がけて欲しいな~と。


その話の延長かもしれませんが、今日の石川にはバイザーにピンクリボンかピンクのウェアを装着して欲しかった。最終日のウェアは既に決まっていたかもしれないですが、乳がんと闘うミケルソン一家、そして彼がツアーに戻ってきたのを待ち望んでいた多くのギャラリーに対して非常に美しいメッセージになったんじゃないかな~・・・とも思いました。


メジャーという最高の舞台に立っているプロである以上、ゴルファーとしてスコアを競うことも大切ですが、それと同時に彼らは「エンターテイナー」でもあり社会的なメッセージを送れる立場にいるということも事実。やらなければいけないことではないですが、そういうちょっとした気配りや配慮がファンの支持にも繋がり、引いてはツアーを支える原動力にもなるんだと思います。


ラウンド後、石川は「ミケルソンと回れていろんなことを学べた。日本のこともたくさん知っていたし、日本語で話しかけてくれたのが嬉しかった。本当に素晴らしい選手だと思いました・・・あと4日間くらい回れれば、アンダーパーで回れたかもしれない。今日で終わってしまうのがすごく寂しいです。・・・またこういう舞台に戻って来たいとも思いましたし、将来はこういう舞台でプレーし続けたいとも思いました。最高の一日だったし、最高の1週間でした」と話していました。


またメジャーの舞台には戻ってくるでしょう!今度はどのようなプレー、どのような「パフォーマンス」を見せてくれるか。楽しみです。

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