全米プロ選手権事前:ピーター・ロナードの爆笑記者会見

これは現場に居合わせたかった!WGCブリヂストン・インビテーショナルの第2ラウンド終了後、「66」の好スコアであがってきたオーストラリアのピーター・ロナードが定例記者会見に向かった。そこでのやり取りは(恐らく)PGAツアー史上最高に盛り上がった会見となったのではないだろうか...。

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photo: daylife.com


今年41歳になった独身のロナード。アメリカ人記者にはあまり馴染みのない「オーストラリアPGA」のことを「第5のメジャー」と言うなど(しかも3回も!w)、そのドライなヒューモアで終始笑いを誘っていた。


それでは、前後しますが、面白かった部分のみ抜粋しました。(まだまだあったのですが...)

・・・


Q:今日の66というスコアをどう評価していますか?

ロナード:とてもよかったと思います。このコースでここ10年平均している74くらいの数字よりかはよっぽど良かったです。

Q:このコースで74というスコアが出るのは何だと思いますか?

ロナード:茂った木々、深いラフ、硬いグリーン、そしてアプローチの腕のなさ。何でもいいよ、俺に全て当てはまるから(笑)

Q:今年と比べると、去年は下が固かったのですか?

ロナード:そうだね、コース全体が「硬くて難しい」という印象だった。どちらかというと、オーストラリア的なコースだったのかな。

Q:何を言いますか、もうアメリカ人(居住)じゃないですか?!

ロナード:そうか、だからオーストラリア訛りがなくなったのか!(笑)

Q:「硬くて難しい」のはオーストラリア人じゃくなくて、オーストラリアのコースですよ!

ロナード:あ~、でもオーストラリアの女子は「固くて難しいね」、少なくとも俺が見る限り。いや、俺に話しかけてきてくれる女子は(笑)。

Q:どのようにしてWGCブリヂストンの出場権を獲得したんですか?

ロナード:わかんない。誰かが電話してきて「出場できるぞ」と言ってきたんだ。オーストラリアPGAを勝ったんだ。

Q:どこの大会?

ロナード:クーラム。とても大事なイベントだ。第5のメジャーだ。

Q:全米プロ選手権の舞台、オークランドヒルズについて。どれくらいプレーしたことがありますか?

ロナード:去年、全英オープンの予選でプレーした。頭の中でいまいちイメージできないまま行ってしまい、地球上で最も難関なコースだと思ってしまった。それから少しは大人になったから、今回はとてもいい状態でプレーできるんじゃないかな。楽しみにしてるよ。

Q:去年はなぜそのようなイメージを抱いていたんですか?

ロナード:去年?知らねーよ。とにかく去年はラウンド数がめちゃめちゃ多くて、全く休む時間がなかったんだ。去年はFedEx Cupの後、10週間休みをもらったからね。棒状のものは一本たりとも握らなかった。持っているクラブを全て車庫に入れて、一本も持たなかったよ。

Q:話は戻りますが...では、去年のオークランドヒルズに入る前はもうメンタル的に燃え尽きていたと?

ロナード:そう、焦げきってた。

Q:ゴルフのしすぎ?

ロナード:それと実力のなさもあったから、『なんだよ、畜生。40歳を越えてるのにまた予選からかよ!?』と思ってしまい...。大体、40になればそろそろ練習量も減らして出られる大会も目処が立ってると思うだろ。完全に頭の中がイカれてしまった。結局は、やんのか、やんねーのか!?その決断をする時が来て、俺は10週間オフを取ったんだ。

Q:その10週間、何をやっていたんですか?

ロナード:何もしてないよ。何週間かエジプトに行ったよ。友達とバーで飲んでたら、彼は「どこかに行った方がいいぞ」と言うから「旅はしてるよ。世界中旅してるよ!行ったことのないところなんてないよ」と言ったんだ。「とはいっても、どこかあるだろ...」と言われたから「エジプトはないな」と思って、エジプトに行くことにしたんだ。次行くときはもう少し研究してから行こうかと思う。でもメチャメチャよかったよ。本当に。

Q:バーに行ったこと意外でエジプトでの一番の思い出は?あ、それともバーに行ってしまったから記憶がないか...

ロナード:そんなに飲んでないよ。向こうの人は泥酔すると引いちゃうみたいだからね。。。まずはピラミッドかな。遠く彼方の砂漠のど真ん中にあると思ったら、その周りは4000万の人口の街があるんだよね。ちょっとショッキングだった。

あと、コンシェルジェに聞いたんだ。「俺をピラミッド案内してくれる人を探してくれないか?」と。そしたら「5分後にここで待ち合わせよう」と言うんだ。またそこに戻ってきたら、そのコンシェルジェが俺を引っ張って連れ出そうとしてるんだ。俺がいたところはセキュリティーが厳しくて、クソでかい用心棒とか車の下に爆弾がないか見てる犬と警官がウロウロしててね。気付いたら、そいつは俺を道端に連れ出していて、どこぞ知らぬ野郎が出てきて俺に交渉し始めたんだ。いくら出せば、こことこことここに連れて行ってやる、ラクダにも乗せてやるってさ。ホント、居心地が悪かった。それが直感だったな。とんでもないトラブルに巻き込まれていたかもしれない。なんとか彼らとは決別できたんだけど、俺はあの辺の奴らには嫌われてたと思うよ。次の日、別の案内人に乗せてもらってホテル出る所を見られちゃったときはね。でもそんなもんだろ。

Q:ピラミッドはどうでした。

ロナード:最高だった。結局、そのコンシェルジェに言ったんだ。「俺は通訳ではなくて、ガイドが必要だと。2日間でいいから、ガイドが欲しい」と。そしたら、女性しかいない、と言うんだ。「十分だよ」と言うと、「本当ですか?」と問い返してきたから、「女性がいい」と答えた(笑)。言うべきじゃなかったけど、ついつい口が滑っちゃった...(笑)。

彼女は素晴らしかった。一日中、クイズされてたけど...。

Q:ガイドに?

ロナード:ガイドは女性だったんだ。俺はリラックスしながら、写真でも撮って風景を楽しもうかと思ってたら、彼女はいきなり「はい、このピラミッドは誰かの第4代目の物です。誰でしょう?」と。いい歳したおっさんが塾の先生と一緒に観光してるような感じだったよ。キツかった。毎日部屋に戻ってきたら、くたびれて転寝して起きたら「あのピラミッドは誰々の第何代目のあの人で...」って考えてた。厳しい3日間だったな。でも彼女はプロフェッショナルで、良かったよ。帰りの飛行機に乗ったときは全て頭に入っていたけど、今は一つも思い出せない。俺の学生時代の成績通りだ。

Q:そのガイドにあなたが何者かは言ったんですか?

ロナード:たぶん、会話のどこかでさりげなく俺が何をしているかは聞いてきたと思う。俺はゴルフを生業にしてると言ったら、鼻で笑って、それでお終い。「バカじゃないの」って目で見られちゃた(笑)。

Q:彼女はあなたが有名でお金持ちだと知っていたんじゃないですか?

ロナード:それは違う。まず有名でもなければ、金持ちでもない。俺が金も名誉もない泥臭い男だと思ったんじゃないか。だって聞いてもいないのに、値引いてくれようとしたんだぜ(笑)。でも彼女はいいガイドだったよ、本当に。

他に、エジプトの質問はあるかな?(笑)

Q:全米プロに向けて。体調も良いし、準備万端ですか?

ロナード:そうだね。いい気分さ。自分の歳を感じるとき意外は。準備万端だよ。


・・・

そして、最近の活躍により、オーストラリアの「Talk-Sports」というスポーツファン向けサイトの掲示板にこんなスレッドが立っている。


Peter Lonard's Girlfriend」。


ピーター・ロナードに彼女はいるのか、いないのか?彼をいい男だと思う女性はいないのか?といった内容で男女が意見を交わしている。これがまた面白い。


こんな人が全米プロで上位に来てくれると、もっと日本でも注目されるんじゃないかなぁ~。

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