今季のメジャー最終戦「全米プロ選手権」は8月7日に米ミシガン州のオークランドヒルズCCで開幕する。「モンスター」と称されるコースの説明は後ほどするとして、まずは既に発表されている組み合わせから注目すべきグループをピックアップしていきたい。
全米プロの大きな特徴の一つが「誰もが勝ててしまう」メジャートーナメントだということ。過去のデータを遡ってみてもそれは顕著に出ている。全米プロが唯一のメジャータイトルとなっている選手は過去に31名いる。同じ数字を他の3メジャーと比べてみると、全米オープンが22名、全英オープンが21名、マスターズが15名、と明らかに「一発屋」が生まれやすい大会となっている。
「え!この人メジャー勝ってるの!?」と記憶を遡らないと(遡っても)なかなか出てこない名前が連なる。ジェフ・スルーマン、デビッド・トムズ、ショーン・ミキール、リッチ・ビーム、マーク・ブルックス、スティーブ・エルキントン、ボブ・トゥエー...挙げだしたらキリがない。今年は日本でのテレビ中継が一切ないとのこと。タイガー・ウッズが出場していても放映しないであろう。テレビ的にはアメリカ人ですら知らないような選手が勝っても面白くない。その理由はなんとなくわからないでもない(それがゴルフ界にとって良い・悪いは別として...)。
ではその現象の理由は何か?
それは中堅の選手、PGAツアーで1度や2度しか勝ったことのない選手にとって、普段と変わりない準備で挑めるコースが多いからだろう。全米プロが開催されるコースは大抵の場合、パブリックで「裏庭」感覚のコースが多く、毎週PGAツアープロたちが回っているコースと同じ気持ちで挑める。マスターズにはアーメンコーナーがあり、全英オープンならあの強風が恐怖となり得るが、全米オープンには尋常ではないスピードのグリーンがある。最近は選手の飛距離が全体的に伸びているため、リニューアルを施して距離を伸ばすコースも出ているが、何より選手にとって心地よい環境下でプレーできるのが、メジャー級以外の選手の活躍に繋がっている。
それも踏まえて、今回の注目組を取り上げておこう。(あえてフィル・ミケルソン、ビジェイ・シンの組は外した)
-初日8:10スタート:今田竜二、カール・ペターセン、コーリー・ペイビン
-初日8:15スタート:ジム・フューリック、コリン・モンゴメリー、アーロン・バデリー
-初日8:25スタート:セルヒオ・ガルシア、アンソニー・キム、カミロ・ビジェガス
-初日8:35スタート:リー・ウェストウッド、ジェフ・オギルビー、ザック・ジョンソン
-初日1:25スタート:ババ・ワトソン、ロコ・メディエイト、ニック・ドハーティー
-初日2:05スタート:ケニー・ペリー、レティーフ・グーセン、ジャスティン・ローズ
-初日1:10スタート:トミー・アーマーIII、ブレンダン・ジョーンズ、フレドリック・ヤコブセン
-初日2:00スタート:スティーブン・エイムズ、マーク・カルカベッキア、アンダース・ハンセン

photo: flickr@Jim Epler
あるのかな~、この人の初メジャー...。
ペリー、グーセン、ローズの組は面白いゴルフをしそうだ。あとはやっぱりガルシアの組に勢いのある若手(ガルシアをもう若手とは呼べないのかな...)が入り、注目のグループになりそうだ。こうやってペアリングを見ているだけで、こっちまでワクワクしてくる。
日本勢では今田以外に、片山晋呉、谷口徹、藤田寛之が参戦。今田以外の3名にはあまり多くを期待しないほうがいいかもしれないな...。

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