全米プロ選手権:ミケルソン、「バカ」と「天才」は紙一重

日本時間7日から始まる今季のメジャー最終戦「全米プロ選手権」。タイガー・ウッズが不在となれば、メディアの注目はやはりフィル・ミケルソンに集中する。


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photo: golfweek.com

今年始まった話しではないのに、なぜか最近、ミケルソンのクラブセッティングが注目されている。2006年のマスターズでドライバーを2本挿した「2刀流」から始まったのか、最近何かにつけてミケルソンのクラブ選択が話題を呼ぶことが多い。


なぜか?それは彼の選択を理解できない人が多いからだろう。


今年、その選択が最も疑問視されたのが全米オープンだった。トーレーパインズはミケルソンのホームグランド、彼の地元のコースだった。7600ヤードを越えるセッティングで彼が取った選択:ドライバーを1本も入れない。さすがにこれには米メディアや彼を長年見てきた熱狂的なファンから批判を浴びた。「(ショートゲームのコーチ)デーブ・ペルツは彼に何と言ったのだろう・・・。何て言えば『7600ヤードをドライバーなしで回れる』と納得できるのだろう?」と、辛口な批判が相次いだ。


結果が伴えばよかったのだが、彼は18位タイに終わった。


かと思えば、5月のクラウンプラザ・インビテーショナルで、彼はウェッジを5本バッグに入れ、全てを使い分けて優勝した。5本ですよ!その時、ミケルソンはあたかも天才のような評価をされた。


■クラウンプラザ・インビテーショナルのハイライト映像


その時に、優勝したミケルソンを横目にこう言った人がいた。


「世界No.1のショートゲームプレーヤーがウェッジ5本も必要なのか?」と。


どんなクラブの組み合わせを選ぼうが、成績さえ出していれば何も言われない世界だ。新たなプレースタイルとして世界中のアマチュアもプロも注目する。新たなことに挑戦をし続けるミケルソンは尊敬したいが、全米オープンのようなあまりにも「非常識」な選択となると・・・。ゴルフに限らず、職人肌の多い業界では言われることだが、「天才」と「バカ」の差は紙一重だったりする。ミケルソンも、ある意味そうなのかもしれない。


全米プロではどのようなセッティングになるのだろうか。成績以上に気になる点でもある。

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