全米オープンプレーオフ:見所はタイガーのパッティング

さて、いよいよタイガー・ウッズVSロコ・メディエイト全米オープンプレーオフが始まる。日本時間17日午前1時から18ホール戦い、ベストスコアが優勝となる。それでも決まらない場合はサドンデスのプレーオフ形式になる。

タイガーとメディエイトは1999年のフェニックスオープン(PGAツアー)で最終日、最終組でラウンドしている。その時は6打差をつけてスタートしたメディエイトがタイガーを振り切って優勝している。


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ラウンドが始まる前に、このプレーオフの見所をピックアップしておきたい。


プレーオフの中継は「この番組はアドビル(痛み止め薬)の提供でお送りします」と流して欲しい。それくらい、両者は身体が限界に来ていることだろう。


腰に爆弾を抱えるメディエイトVS左膝手術明けのタイガー。


メディエイトは腰に負担のかからないようなスイングで飛距離を求めず確実にパーオンを狙っていた。緊迫した場面ではフォローで振り切れていない場面もあったが、それがメジャー13勝しているタイガーとの差になるのだろう。


日本の中継で青木功プロが解説していたが、タイガーの方が重傷だと思う。膝の痛みは薬で抑えられたとしても、左に体重移動しないように打つことでこれまでなら届いている距離がホンの数ヤードだけショートしてしまう。最終日の16番パー3ではあと1ヤードあればグリーンに乗っていたところがラフに入り、18番のティショットでも左のバンカーを狙ってフェード気味に戻そうとしたことがフォローで切り返せずに、そのまま左のバンカーに捕まった。この数ヤード、数センチが勝負の分れ目になるとすれば、メディエイトが有利と思ってしまう。


それにしてもタイガーはこのトーリーパインズGCの1番ホールを大苦手としている。最終日もダブルボギースタートなり、4日間通算7オーバー。出だしでまたスコアを落とすようなら、なおさらメディエイト有利となってしまう。


勝負を決めるのはタイガーのパッティングになると思う。タイガーは最終日の最終ホールで奇跡的に3.5メートルのバーディパットを決めた。その時のタッチを指先と脳裏に残すことで、最終ラウンドで終始外れていたパッティングの勘が戻ればショットの乱れは取り戻せるはずだ。


メディエイトはこの厳しいコースセッティングで叩き出せる最高のスコアは2アンダーだろう。逆を言えば、大崩れもしないということ。無理をしない代わりスコアが爆発的に伸びることはない。タイガーは3日目にパッティングが全てかみ合っていた時、2イーグル、2バーディを記録している。


最後はグリーン上の勝負になる。膝の痛みが限界を超えてショットのばらつきが治まらなければ、さすがのタイガーでも好調メディエイトを倒すのは難しいだろう。さもなければ、タイガー有利と見るのが妥当だろう。


というよりも、やはりタイガーに勝ってほしい。これを勝てば14個目のメジャータイトルとなり、ジャック・ニクラウスが持つ史上最多記録まで4つに迫る。


タイガーがピークの時に、彼の最高のゲームを見たい。それはスポーツファンなら誰もが思うことなのかもしれない。

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