波乱を予感させる全米女子オープン初日の結果となった。ベテランのパット・ハーストが好調のパッティングを武器に終盤スコアを伸ばす中、優勝候補と言われていたベテラン、若手、新旧女王が全て足踏みする一日となった。
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photo: startribune.com
今季限りでの引退を表明をしている「旧」女王、アニカ・ソレンスタム。これが最後の全米女子オープン出場、更に同組には人気どころのスーザン・ペターセンとポーラ・クリーマーがいたこともあり、初日から大ギャラリーを引き連れてのラウンドとなった。
誰もがソレンスタムの上位争いを期待したが、折り返し前の18番ホールでは信じられないような3パットなど終始パッティングに苦しんだ。33パットを要したラウンドは2オーバー、66位タイと首位から8打差も離されてのスタートとなった。「計画はある。このコースの戦略は熟知している。あとはプランを冷静に貫くこと」とソレンスタム。勝ちパターンを一番知っているだけに、意味深な発言だ。
首位に立っているのはこちらもベテランのパット・ハーストと韓国の19歳、J.Y.オーが6アンダーで並んでいる。トップと2打差には6名いるが、ハースト以外はいずれも大舞台での経験に欠ける。
初のメジャータイトルを狙うクリーマー、1987年の覇者ローラ・デービーズら5名が首位から3打差の7位タイにいる。台湾出身で「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」を制したルーキーのヤニ・ツェン、宮里藍、横峯さくらら9名が2アンダー、前年度覇者のクリスティ・カー、上田桃子ら12名が1アンダーと、上位進出への期待がかかった選手たちはいずれも出遅れた形となった。
最も期待されていたであろう「新」女王のロレーナ・オチョアも初日躓いた一人。

photo: golfforwomen.com(手前は昨年覇者、クリスティ・カー)
前半を3オーバーとし、後半何とか盛り返したがイーブンパーまで戻すのが精一杯。15名がひしめく33位タイグループに沈んでいる。
「2か3アンダーくらいで回ってもっといいポジションにいれた。でもスコアは必ずついてくる。今のポジションで大丈夫」とオチョア。アンダーパーの32名中、アマチュアが5名いる状況でこのコメントはよっぽど明日巻き返せる自信があるのだろう。
驚いたのが、アンダーパー選手の多さだ。男子の全米オープン同様、例年USGAの厳しいセッティングに苦しむ選手が多いが、今年はアンダーパーが32名。大会前にペターセンは優勝ラインを「5アンダーくらい」と予想していたが、この調子でいくと二桁は楽に越えそうだ。
タフなコンディションにしすぎると批判を浴び、逆に今年のようにロースコアが出過ぎると「普通」の大会と差別化できなくなる・・・。それでも今回の全米女子は史上最長コースでの戦いとなっているし、一概にUSGAを批判はできない。
明日以降、どのようなスコアが飛び出るのか、初日出遅れてしまった上位ランキング選手たちの動向に注目してみたい。
<写真>
photo: startribune.com
可愛いじゃないか・・・ナタリー・ガルビス

photo: golfforwomen.com
こちらも可愛いではないか・・・ポーラ・クリーマー
photo: startribune.com
あまり注目されない方が意外と活躍したり・・・横峯さくら

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