全英リコー女子オープン最終日:ヤニ・ツェン「自分は『できる』ということが分かった」

長い長い全英リコー女子オープンも終わりホッと一息。。。いや、息をつく間もなくこれからWGC→全米プロ→FedEx Cup→そして今年はライダーカップまで。あっという間の一年になりそうです。トホ。


一先ず、今季の海外女子メジャーは全て終わりました。ヤニ・ツェンで始まり(ナビスコ)、ヤニ・ツェンで終わり(全英リコー)ました。昨日の最終日は最後までヒヤヒヤものでしたが、正にヤニ・ツェンの「粘り勝ち」でしたね。ツェンはこれでツアー通算4勝目、メジャー3勝目でキャリアグランドスラムに大手です。


先日のGDO「全英リコー女子オープン裏中継&解説なう」でも言いましたが、冷静に考えたら21歳にして「グランドスラム大手」は前代未聞。あのタイガー・ウッズでさえグランドスラム達成は25歳(ダブルが29歳)でした。


取り急ぎ、ヤニの優勝後の記者会見を訳しておきました。

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photo: zimbio.com


Q:おめでとうございます。これで今季メジャー2勝目。全英リコー女子オープンを勝った感想は?


ヤニ・ツェン
「ありがとうございます。全英オープンを勝てたことはとても特別です。とてもタフなコースでしたし、メジャーを勝つことに対して恐怖感さえありました。キャサリン・ハルは素晴らしいゴルフをしていました。彼女のプレーで追い込まれ、とてもナーバスになってしまい平常心を保つのが大変でした。昨夜もキャディと話していたのですが、どっちがリードしているのか分からないって。彼女は素晴らしいプレーをしていました」


Q:苦労したのは彼女がプレッシャーをかけてきたから?


ヤニ・ツェン
「最後の4ホールは本当にタフでした。3日前のように、そう簡単にイーグルやバーディが取れる流れではありませんでした。とにかく、今日はグリーンに乗せて2パットすることだけを考えていました。本当に厳しかったです」


Q:昨夜、アニカ・ソレンスタムから連絡があったとか?


ヤニ・ツェン
「そう、彼女は昨夜留守電を残してくれていました。『首位に名前があるのを見れてハッピーだよ。そこがあなたの居場所だよ』って。本当に嬉しかったです。彼女は『自分の能力を信じてやれば、大丈夫』とも言ってくれました」


Q:先日、ラウンド中に歌っていると言ってましたが、今日も歌っていたのですか?


ヤニ・ツェン
「はい、実は歌っていたのですが、いろんなことが頭を巡っていたのでなかなか歌に集中することができませんでした。歌って気分を高揚させて、優勝のこと、スコアのことを考えないようにしていました。『この歌を歌おう!』と集中しようとしていました。非常にリラックスできましたが、今日は歌に集中することが難しかったです」


Q:優勝したと分かったとき感情を抑えられなかったですね。優勝した瞬間に頭をよぎったこと、涙の理由を教えてください。


ヤニ・ツェン
「これだけの緊張感、プレッシャーがあったので、今日は本当に疲れました。キャサリンが素晴らしいゴルフをして追い込まれていたので、とにかく集中しようと。4打リードしながら迎える最終日は本当にタフでした。


「これまでの優勝の中で最も苦しかったです。これまでは追いかける立場で勝ってきました。リードして優勝したことはありません。リードした時はいつも負けていました。なので今日は結果が出せて良かったです。試合を勝つために必要なプレーが求められる状況で結果を残せる、自分はできるということが分かりました。今日は緊張しましたし、疲れました」


Q:アニカのメッセージはどれだけ支えになりましたか?


ヤニ・ツェン
「彼女は私のアイドルです。とても大きな助けになりました。彼女のメールは全て書いてヤーデッジブックと一緒に持ち運んでいました。『自分のゴルフを信じて、楽しむこと』などを見て、『大丈夫、信頼しろ、信頼しろ』と言い聞かせていました。アニカからメッセージがもらえるのは大きな励みになります」


Q:来年、ディフェンディングチャンピオンとしてプレーするカーヌスティーに関してはどれくらい知っていますか?


ヤニ・ツェン
「カーヌスティーは非常にタフなコースと聞いているので、今から来年の大会を楽しみにしています。またここに戻ってこれるのが楽しみです」


Q:ラウンドしたことは?


ヤニ・ツェン
「ありません。実はセルヒオが出場していた時と、全英シニアが開催された時に見たことはあります。少しだけ見たことはあります」


Q:最後にシャンパンで祝ってくれた2人は?


ヤニ・ツェン
「一人はジェリー。彼女は過去3年キャディをしてくれていて、今ではコース外のことで面倒を見てくれるマネージャー的な役割をしてくれています。もう一人はみなさんもご存知でしょう。上田桃子さん。ツアーの仲間でベストフレンド。いつもディナーを一緒にします」


Q:母国の台湾は大変な騒ぎになるのでは?しかもこれでメジャータイトル3つ目です。


ヤニ・ツェン
「あまり考えないようにしています。ツアー3年目でこれがメジャータイトル3つ目です。21歳でメジャー3つ。誰も想像もしなかったでしょうね。台湾では大きなニュースになると思いますし、トロフィーを持って帰国するのが楽しみです。みんな向こうでも見てくれていて、優勝が決まって泣いていたなど喜びのメールもたくさんいただきました。嬉しいです」


Q:台湾にはいつ戻りますか?


ヤニ・ツェン
「恐らく来月あたりには」


Q:メジャーで強い秘訣は何ですか?


ヤニ・ツェン
「いい質問ですね。自分でも分かりません。メジャーではないトーナメントは1つしか勝てていませんし、もっと勝てればいいのですが・・・。メジャーではなぜかいつも良いプレーができます。分からないですが、自分に与えられた試練が好きというか、メジャーに来ると全てにおいて集中させてくれます。分かりません。それだけは理由が分かりません」


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あの局面で最後まで踏ん張れたこと、結果が全ての世界で結果を残せたことで、きっと真のチャンピオンに一歩近付いたのではないでしょうか。強かった!おめでとう!

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