さぁ、どうするんですかラブ主将!?

FedEx Cup真っ最中、マッキロイの世界No.1奪還と何かと慌ただしい海外ゴルフ界ですが、そんな中個人的に最も注目しているのが今月末に開催される2年に一度のゴルフのお祭り、「ライダーカップ」の米国メンバー発表。あと5時間ほどでキャプテン、デービス・ラブIIIが会見で推薦選手4名を発表します。


ということで、残りの4名は誰が選出されるのかを競馬風に予想してみます。


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photo: skysports.com


その前にここまでの経緯を。


米国チームは以下のシステムによってポイントが付与され、全米プロ終了時点でのランキング上位8名が自動的に選出:


1.2011年4大メジャー大会での獲得賞金$1,000毎に1ポイント。予選通過者にはポイントを付与。


2.2012年1月1日~8月12日までの公式試合(4大メジャー、メジャーおよびWGCの「裏」開催の試合を除く)での獲得賞金$1,000毎に1ポイント。予選通過者にはポイントを付与。


3.2012年4大メジャーでの獲得賞金$1,000毎に2ポイント。予選通過者にはポイントを付与。


4.2012年4大メジャーおよびWGCの「裏」開催試合での獲得賞金$1,000毎に0.5ポイント。予選通過者にはポイントを付与。


となっています。2011年のマスターズから始まったこのポイントランキングで上位8名は次の通り。


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1.タイガー・ウッズ(6,014.184)
2.ババ・ワトソン(5,815.054)
3.ジェイソン・ダフナー(4,697.302)
4.キーガン・ブラッドリー(5,551.206)
5.ウェブ・シンプソン(4,635.501)
6.ザック・ジョンソン(4,491.545)
7.マット・クーチャー(4,448.942)
8.フィル・ミケルソン(4,233.108)
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今季だけで3勝しているタイガーがトップ、メジャーチャンピオンのババ、シンプソンもランクインしています。そう考えると大きいところを勝っていないミケルソンがTOP8に残ったのはすごいかも。。。終盤、9位のハンター・メイハンが上位に食い込んでこなかったこと、13位のブラント・スネデカーが全英決勝ラウンドで失速したのも逃げ切れた要因ですね。


ということで、残り4名の運命はラブIIIのみぞ知るところですが、既に選ばれる選手、そして残念ながら落選する選手たちには電話一本入れていることでしょう。ここまでの発言、ラブIIIの性格から考えると「サプライズ」は考えずらいでしょう。堅実に、波風立てないような選出になるだろう、と言われています。


ということで、惜しくもTOP8を逃した選手の中から選ばれる可能性の高い選手を(勝手に)予想してみます。


スティーブ・ストリッカー
最終ポイントランキングは10位。今季の開幕戦を優勝し、WGCブリヂストンでも2位タイ。プレー同様、着々と確実にポイントを重ねてきた。今季2勝しているメイハンを差し置き彼がキャプテン推薦最有力になるのは、とにもかくにも「タイガー・ウッズとの相性」。昨年のプレジデンツカップ、前回大会のライダーカップでも抜群の相性を見せ、これまでの通算成績は6勝2敗0分。


今回の開催地イリノイ州とも縁が深い。同じ中西部のウィスコンシン州出身でイリノイで行われるジョンディアクラシックでは3連覇(今年4連覇を逃した)。さらにはイリノイ大学出身で今大会は半分「地元」で開催されるようなもの。パッティングのうまさは今さら述べるまでもなく、まずラブIIIから電話を受ける選手でしょう。


〇ブラント・スネデカー
昨年からPGAツアーが導入した新たなスタッツ「Strokes Gained - Putting」。純粋にパット数だけではなく、パットの距離、他選手との比較を総合的に計算した数値。ここ数年はパットの名手と言われてきたルーク・ドナルドをおさえ、堂々のトップに立つスネデカー。特にマッチプレーではここぞという時のグリーン上での一打が大きな差を生むだけに、パッティングのセンスの高い選手はラブIIIにとっては心強いだろう。プレーオフに入っても2位→6位と今夏最も勢いのある選手の一人。今から考えると昨年来日した直後に腰の手術に踏み切ったのは英断だったのだろう。


ジム・フューリック
今年の全米オープン最終日の「チーピン」、そしてWGCブリヂストン招待最終日最終ホールのダボ・・・。この残像が強いためか、「他に良い選手がいるのでは・・・」といまいちしっくりこない人も多いかもしれないですね。選出候補に挙がっている選手の中で今季唯一勝っていないのがフューリック。それでも既にチーム入りしている8名のうち3名(シンプソン、ブラッドリー、ダフナー)が初出場のメンバー構成だけにこのベテランの存在感は大きい。もっと言うなら、ライダーカップ史上最多敗戦記録を持つフィル・ミケルソンの「相棒」が必要。フューリックとミケルソンは昨年のプレジデンツカップで5勝0敗と完勝しただけに、フューリック選出も固い・・・かな!?


ダスティン・ジョンソン
△ハンター・メイハン

タイガーのお守、ミケルソンのお守、そして今最もホットな選手・・・3名がほぼほぼ確定ということは残るは1名。


スネデカーに次いでしり上がりに調子を上げてきたのがダスティン・ジョンソン。今年は背中のケガでシーズン序盤を棒に振り、マスターズも欠場。出遅れはしたもののセントジュードで優勝し、全英で9位タイ、そして最も注目されるFedEx Cupプレーオフで3位タイ→4位タイと絶好調。FedEx Cupプレーオフの開催コースもそうだが、ライダーカップが開かれるメダイナCCは典型的な「ボールパーク」型コースで、とにかくその飛距離が大きな特徴。2006年に全米プロを開催した時は大会史上最長コースだった(以後、記録は塗り替えられたが)。フェアウェイもよく外すが、とにかく飛距離で有利に立てるジョンソンのような選手は米国チームにとっては大きな武器になる。


一方、メイハンはポイントランキングで9位に入っているが、これはシーズン序盤のWGCアクセンチュアマッチプレー、シェルヒューストンでポイントを稼いだところが大きく、なんとシェルヒューストン以降、トップ10入りが1回のみ。直近4試合で80台を1回、60台は僅か2回、全米プロとバークレイズでは予選落ちと強調材料が見当たらない。シーズン序盤の調子が戻ってきていないのだろう。それでもラブIIIがメイハンを選ぶとするなら、それは「マッチプレー」で世界の頂点に立っていて、その決勝ではロリー・マッキロイを破ったということだろう。


でも2年前の悪夢もあるし、個人的にはここぞという時に飲み込まれてしまう選手のような・・・。


■2年前の最終日ハイライト


×リッキー・ファウラー
数週間前まではわりと下馬評が高かったファウラー。今年はウェルズファーゴでツアー初優勝を挙げ、その勢いのままにライダーカップ連続選出かと思われたが、6月以降の成績がさっぱり。夏もプレーよりプールに飛び込む動画が話題になったりとライダーカップポイント争いでは終盤で失速(12位)。


ここにきてダスティン・ジョンソンとスネデカーが急浮上したため、今回は恐らく選出されないという見方が多いが、個人的にはシーズンのストローク戦での成績云々ではなくファウラーのような「クラッチプレーヤー」はマッチプレー形式のチームには不可欠だと思う。クラッチプレーヤー、つまり、ここで決めないと終わる・勝つという局面で力以上(またはそれ相応の力)を発揮してくれる選手。マイケル・ジョーダン、イチロー、直近で言うとウサイン・ボルト(?)あたりだろうか。天性なのかもしれないが、ファウラーが前評判だけの選手ではないということは前回大会の最終日シングルスで目の当たりにしたし、今でもそう思っているかな・・・。


前回大会最終日、モリナリとの対決で残り6ホールで4ダウン、チームも13-12と絶体絶命の状況下で上がり4ホールを連続バーディでフィニッシュしてオールスクエアに戻した。このパットを決めた時は鳥肌が立ったし、恐らく一生忘れないライダーカップの瞬間かもしれない。



親友ババとのコンビは今回はお預けになっちゃうのかな・・・。


明日は選出会見でのラブIIIのコメントを中心に書きます。

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