ライダーカップ分析(その2):米国の目玉はメイハン?!欧州のアキレス腱はヒメネス&ウェストウッドの体調?

先ほど公開したライダーカップの過去データ。続きまして、今回出場する選手たちの過去のライダーカップでの成績を見ていきます。


過去の成績をだけを見ると、両チームの長所短所が見えてきました。


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まず、今回選出された選手たちの過去の出場回数と年度を見てみると・・・


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<2010年ライダーカップ出場メンバーの過去の出場記録>
■米国チーム
フィル・ミケルソン:1995, 97, 99, 2002, 04, 06, 08
ジム・フューリック:1997, 99, 2002, 04, 06, 08
タイガー・ウッズ:1997, 99, 2002, 04, 06
スチュワート・シンク:2002, 04, 06, 08
ハンター・メイハン:2008
スティーブ・ストリッカー:2008
ザック・ジョンソン:2006
ババ・ワトソン:初出場
リッキー・ファウラー:初出場
マット・クーチャー:初出場
ジェフ・オバートン:初出場
ダスティン・ジョンソン:初出場


■欧州チーム
リー・ウェストウッド:1997, 99, 2002, 04, 06, 08
パドレイグ・ハリントン:1999, 2002, 04, 06, 08
ミゲル・アンヘル・ヒメネス:1999, 2004, 08
ルーク・ドナルド:2004, 06
イアン・ポールター:2004, 08
グレイム・マクドウェル:2008
ロス・フィッシャー:初出場
ピーター・ハンソン:初出場
マーティン・カイマー:初出場
ロリー・マッキロイ:初出場
エドアルド・モリナリ:初出場
フランチェスコ・モリナリ:初出場
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米国チームに5名、欧州チームには6名の初出場選手がいます。今大会の最多出場選手はミケルソンで8回目。1995年から8大会連続出場はすごい記録。タイガーは前回大会は膝の手術明けで欠場しましたが、それ以外は1997年から連続で出場しています。キャプテン推薦での出場は今回が初めて。


欧州サイドを見ると、最多出場がウェストウッドの7回目、それに次いでハリントンの6回。出場回数の合算だけで見ると、米国が25、欧州が19。「経験」は米国が一歩リードか・・・。


さて、ここからが本題。


今回が初出場の選手を除き、過去に出場したことのある選手たちの通算成績を出してみました。気になる点を赤字で記しました。


まずは米国チーム。


rydercup_indivstats0908a.JPG


前回のエントリーでも書きましたが、ジム・フューリックについては触れておくべきだと思います。通算8勝のうちシングルスで6戦4勝、ただしフォーボールでは9戦1勝7敗1分と目も当てられない成績。またフォーサムでも5敗していて、誰とどの組でプレーさせるのかは悩むところでしょう。


一方、2008年大会で大活躍したハンター・メイハンは1度しか出場していませんが、フォーサム、フォーボールでそれぞれ勝っていて、何よりも「負けなかった=チームに0.5ポイントでも貢献した」という点は特筆すべきだと思います。ドイツバンクの3日目は一時トップに迫っていましたし、WGCブリヂストンを勝ったようにシーズン後半に入って本来の爆発的なプレーが出始めています。ライダーカップの独特な雰囲気も経験していますし、今回は米国チームのポイントゲッターになる可能性は高いです。


メイハン同様、前回大会が初出場だったスティーブ・ストリッカーは逆に0勝2敗という成績。プレジデンツカップではタイガーとコンビを組み、4勝0敗と相性抜群。今回もタイガーとのペアリングになる可能性は大きいはず。


そして、やはり気になるのはタイガー・ウッズ。シングルスではさすがに勝ち越していますが、ペアになった時の成績は共に負け越し。フォーボールであと1敗すればライダーカップ歴代最多敗戦記録のトップに立ってしまいます。


面白いのは、今回の米国チームメンバーで2回以上出場している選手(4名)の成績を見ると、勝ち越しているカテゴリーが・・・


・フューリックのシングルス
・シンクのフォーボール
・タイガーのシングルス


の3つのみ。ミケルソンは出場回数は多いものの、獲得ポイント数が少ないのが気になります。7回の出場で13ポイント、平均すると1大会で2点以下。メイハンは前回大会で3.5ポイント獲得しています。このチームの弱点は明らかに4サムのプレー、特にフォーボール。中でもフューリック、ミケルソン、タイガーの組は要チェックです。


そして欧州チーム。


rydercup_indivstats0908b.JPG


米国の穴がメイハンであれば、こちらはルーク・ドナルドでしょう。アマチュア時代からウォーカーカップなどのチーム戦に滅法強く、過去2度のRC出場でも負けた試合はシングルス1回のみ。フォーサムでは4勝0敗とパーフェクト。今回は推薦出場に値しないという声も出ているようですが、終わってみればやはり必要な選手だった・・・ということにもなっているのでは。


そして、米国にフューリックがいるように、ミゲル・アンヘル・ヒメネスが欧州チームの大きなウィークポイントになってしまうかもしれません。過去の成績だけを見れば、シングルスで3戦3敗、フォーサムでも0勝3敗2分とさっぱり。もちろん、その時の調子やコースとの相性など外的要因はありますが、この戦績は決して楽観視できるものではありません。ヒメネス、要チェック。


そして今回の欧州チームの成績を左右するであろうリー・ウェストウッド。WGCブリヂストンを途中棄権して以来、ライダーカップのために治療に専念しているとのことですが、果たして万全な体調で出場できるのでしょうか?チームの核でもあり、過去実績が物語るようにこれまでの獲得ポイント数もぶっちぎりでトップ。どのような状態で出場できるのかは大きなポイントになりそうです。


あとは、両チームとも初出場選手たちがどこまで化けるか。こればかりは未知の領域。


データだけを見るとやはり欧州か・・・。


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