これだから「悪役」ジョン・デーリーは憎めない!メジャー開幕前日、1995年の全英チャンピオンはまたしてもイギリスのタブロイド紙が食いつくネタを公にしてくれた。
メジャー大会開幕の前日ともなると、特に全英オープンの前日は、メディアが最もネタに困る日でもあり、誰かがゴシップ的なネタを言わないかアンテナを張らしている。去年の標的はゲーリー・プレーヤーの「ゴルフでドーピングを使ってズルをしている奴がいる」発言だった。今年はゴシップ王の本家本元、デーリー様がやらかしてくれた。

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「暫くの間、ブッチの嘘が俺の人生を台無しにした」
「ブッチ」とはデーリーの元コーチであり、ゴルフ界きっての敏腕指導者、ブッチ・ハーモンだ。
事件は今年の3月に遡る。PGAツアーの「PODS(ポッズ)選手権」初日の出来事。雨で一時中断となったこの日、デーリーは雨よけのために自身のスポンサーでもある「Hooters」の特設テント内で待機していた。ハーモンはその時ラウンド中にも関わらずビールを飲むデーリーを目撃した。
※Hootersは女性店員が胸を強調させたコスチュームを着用することで有名な米レストラン。店内の男性客がふくろうのように目を「きょろきょろ」させることから、ふくろうの鳴き声「Hoot」が名前の由来
更に驚いたのが、その中断後、デーリーはゲストで来場していたアメフト界の名将ジョン・グルーデン監督にバッグを担がせたのだ。
「彼の人生で最も大事なことは泥酔することだ」と暴き、デーリーと決別した。ハーモンはテレビ番組や取材陣にその全貌を明らかにした。それ以来、デーリーはこの件に関しては口を閉ざしていた。
そして昨日がやってきた。全英オープン前日。デーリーにとっては不満をぶちまけるのには最適な場所だったのだろう。誰もハーモンについて聞いていないのに、突然メディアに話し始めたのだ。
デーリーによると、Hootersのテントに入ったのは雨から避難するためで、飲んだのはダイエット・コークだ、と。ちょうど彼のキャディが首の痛みを訴えていたので、最後の数ホールだけでも担いでもらえないか、とグルーデンにお願いをしたとのこと。
どっちが真実かはさて置き、この日のデーリーはリベンジモード全開だった。
「俺があの木曜日に(Hootersの)テントで飲んで酔っ払ってたと報じられたけど、冗談もほどほどにしてほしい。もう一度コースに戻らなければいけないと知っていながら、そんなことをする訳がない」
「暫くの間、ブッチの嘘が俺の人生を台無しにした、、、俺がHootersのテントにいて、飲んだとかの嘘」
「男になって彼がついた嘘について正直に話すべきだと思う。誰も事実を把握していないのにも関わらず、お前ら(メディア)のエサになるようなことを言わないで欲しかった」
「ブッチはゴルフチャンネルに俺は『単なる酔っ払い』と言ってたし、グルーデン監督にキャディをさせたとかも言っていたが、とんでもない!彼は自分の好きなように話を作り上げて、真実を何も知らないんだ。世界中にぶちまけて、俺に一言も言わないのは、本当に馬鹿げた話だ」
「本当のオトコなら、そんなことはしない」
「彼がどんな問題を抱えているかは分からないけど、これからは俺からなるべく距離を置くべきだな」
最後に、ハーモンはこのデーリーのコメントを受け「JD(ジョン・デーリー)がそう思うのは残念だ。俺はJDが好きだ。いい奴なんだ。でも、彼は一歩前へ出て、自分のアクションに対して責任を取るべきだ。他人を責めてばかりいないでね。」
・・・
どちらの話が本当かは皆さんのご想像にお任せるとして、僕はデーリーのような話題性のある選手がツアーにいることは大歓迎だし、本当に実力のある選手だけに「復活」してほしいと願う。
法を破るのは絶対にNGだけれど、ゴルフファン以外の人たちでもゴルフに興味を持てる話をどんどん提供してもらいたい。そのためには、まずはスコアボードに名前を戻すことかな・・・。
懐かしき、1995年全英優勝のシーン・・・
■1995 British Open - Constantino Rocca and John Daly
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