全英オープン事前:注目選手&組(その4) ルーク・ドナルドの「パッティング」

日本時間、15日17:20現在、ジョン・デイリーとマイケル・シームが4アンダーでトップタイ。夢が広がる。小田龍一は8番終えて1アンダー。コンディションが良い。午前中に出て行った方がスコアは伸びそうな初日なり。


選手紹介、まだまだ頑張る。いけるところまでやってみよう。


全英オープン注目選手&組
その1
その2
その3
その4

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photo: zimbio.com
(今年も優勝候補の一人に挙がっているルーク・ドナルド


■マーク・カルカベッキア/ピーター・シニア/アンダース・ハンセン
カルカベッキアは1989年の全英覇者。先月、晴れて50歳になりチャンピオンズ・ツアーに軸足を移す。今季はPGAツアー14戦出場、予選通過7回。「毎週金曜日のカットラインと戦うのは悪夢のようだった」と、資格を得た瞬間シニアツアーに移行。といってもチャンピオンズ・ツアーも捨てたもんじゃない(注:ワトソン)。まずはジョン・デイリーに効果的なダイエット方法を聞くのが先決。親父はボーリングセンター経営者。


■ルイス・オイストハイセン(オーシュイゼン)/ジェフ・オバートン/コルム・モリアーティー
オイストハイセンは南ア出身、27歳。2000年には世界ジュニア選手権を優勝、世界アマチュアチーム選手権で南アの優勝に貢献。今年はアンダルシア・オープンを優勝、その勢いでオーガスタに入りパー3コンテストまでも優勝(しかし、「パー3コンテスト優勝者は本番で勝てない」ジンクスにまんまとハマる)。年々、実績を挙げてきている選手で大舞台も経験を積んでいる。


この注目はオバートン。昨年のターンベリーで13位タイに入り、3年連続出場を果たす。2006年からPGAツアー本格参戦で、今年開花しつつある。18戦で予選通過11回でうち2位2回、3位2回。初優勝は時間の問題。前半の平均スコア(34.54)はPGAツアー1位。でもバック9の平均スコア(35.54)は70位。課題は「ハート」か。


■イグナシオ・ガリード/宮瀬博文/シェーン・ローリー
またしてもアイルランドから注目の若手が出現。ローリーは昨年プロ転向したばかりの23歳。昨年のアイリッシュ・オープンを制し、アマチュアとしての欧州ツアー大会制覇は史上3人目の快挙。趣味は「お肉」といわんばかりの初々しい(肉々しい)表情。(写真はこちらを参照


デヨングに次ぐ、強烈なキャラクター登場か!?これで甲高い声とかだったら最高だ。


■トム・レーマン/ケビン・ナ/マーク・リーシュマン
ニック・ファルド同様、「50代」選手の活躍を期待するならレーマンかもしれない。今年はシニアPGA選手権を優勝。まだまだ健在なプレーを見せている。気がかりなのはペブルビーチでも途中から失速したように、スタミナに大きな課題があるのかも...。1996年、アーニー・エルスらを振り切って初全英タイトル。ロイヤルリザム&セントアンズでのアメリカ人選手優勝はボビー・ジョーンズがその年の70年前に達成して以来の快挙だった。実はあまり優勝回数は多くない(PGAツアー5回、チャンピオンズ2回)。1998年のニッサン・オープンでは奥さんがバッグを担いだこともあった(専属キャディが大会前日にバスケットボールをやって、あばら骨を2本折ったため)。


26歳のナは8歳の時に家族と共に韓国からアメリカに移住。全米トップのアマチュアプレーヤーになり、高校卒業を待たずしてプロ転向(17歳)。しかしその後は伸び悩み。昨年はザ・プレーヤーズで3位に入るなど徐々に頭角現す。これだけ遅れた原因の一つに「レーシック手術」の失敗があると言われている(2007~08年)。当時はボールもパットのラインも見えないほど酷くなっていて、「晴れている時は大丈夫なんだけど、特に悪天候や雲が覆って暗くなり始めたら本当に目の前が見えなくなる」...治ってなかったら大変なことになるよ@セント・アンドリュース。


■サンディ・ライル/ブラッドリー・ドレッジ/小田孔明
2度目の全英出場の小田。サンディ・ライルは(おそらく)参加しにきてるだけなので、そのペースに巻き込まれなければ良いが...。


ウェールズ出身のドレッジは2005年ワールドカップでスティーブン・ドッドとのペアで見事優勝。


■サイモン・カーン/ビジェイ・シン/スコット・バープランク
カーンは今季BMW PGA選手権で劇的な逆転勝利を挙げ、これまで下部ツアーなどで食い繋いでいた生活にピリオドをうつ。この全英出場もご褒美の一つ。


ショートゲームに定評あるバープランクは不気味な存在。ババ・ワトソンには負けたがトラベラーズ選手権ではプレーオフまで持ち込み、ほかに2度5位タイに入っている。インスリンポンプで「1型糖尿病(Type 1 Diabetes)」をコントロールしている。


ルーク・ドナルドY.E.ヤン/リッキー・バーンズ
ここ注目組の一つ。まず、Y.E.ヤン全米オープン2日目バック9「49」の呪縛からいつ解き放たれるのか...。2週間前のAT&Tナショナルでも予選落ち(通算7オーバー)。最近Twitterでも見かけなくなった・・・。ゴルフに専念中?アジア人初のメジャーチャンピオンの意地は見せてほしい。


バーンズは全米で期待していた選手の一人だが、2日目失速。今回が2003年、前年度の全米アマチュア覇者として出場して以来2回目。今年は出場資格はなかったが、デビッド・トムズが欠場したため幸運にも出場となる。ツアー屈指のパワーヒッター。弾道の低いボールを打ち、コンディションがタフになればなるほど強さ増す(09年全米@ベスページブラック)。


そして個人的には優勝候補の一人、ルーク・ドナルド。毎年、全英では候補に挙げられるも、昨年の5位が最高位成績。ドナルドが毎年期待される理由はパッティング。今年も欧州ツアーでは頭ひとつ抜け出している。1パットはラウンド平均7.19回(1位)、パーオン率した後の平均パット数1.667パット(1位)、そして平均パット数27.8パット(3位)。さらに、PGAツアーでも7.5メートル以上のパットは96.5%の確率で2パット以内でホールアウトしている(ツアー3位)。このコースを攻略する上でパットがどれだけ重要なポイントかはタイガーのパター交換を見れば一目瞭然。


前回のセント・アンドリュースの全英(2005年)は予選ラウンドでジャック・ニクラウスとトム・ワトソンと同じ組に。ニクラウスの「聖地」での最後の出場ということもあり、完全に試合とはかけ離れたところの空気に飲み込まれてしまいまってました。


今年は既に欧州ツアーで1勝。これまでと違うところが見せられるか...。

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