全米OP最終日:タイガー「ショットの精度の高さは収穫」

再びメジャーで優勝するタイガー・ウッズの姿を見たい。ジャック・ニクラウスのメジャー最多優勝記録に到達してほしい・・・そう思っているゴルフファンは多いし、今年の全米も予選ラウンドをトップタイで折り返して、4年ぶりのメジャータイトルを期待していた人も多かったのでは。ただ、決勝ラウンドでは連日のオーバーパーラウンドで21位タイ。


つかみどころが分からないというか、個人的な意見ですが、やっぱりタイガーの最大の弱点はパッティングだと思うんです。なんとなくタイガーといえば劇的な場面で決めている印象があるけど、最近のタイガーはとにかくグリーン上で苦しんでいるように見えます。せっかく上りのラインにつけても打ちきれない、速さの変化に対応しきれない、などなど。グリーンの速さが変わって「対応」に迫られるのはどの選手も一緒。昔はそれができていたのか、それともスイング(ショット)に集中するあまりパッティングがおろそかになっているのか・・・。


真相はどうか分かりませんが、予選ラウンドを終わった時点でこぞって「タイガーの優勝ありますね」と楽観的に言っていた(そして3日目が終わって手のひら返しのように批判していた)解説者のみなさんのように僕はタイガーの強さはホンモノだとは思っていません(「ホンモノ」の基準が2000年や02年や2005年の絶頂期だからというのもありますが・・・)。


ただ、今大会で一つ思ったのは、タイガーがこの試合で必要と言っていた「ショットをコントロール(Shape)する」技術はトップレベルだな、と。これはショーン・フォーリーとの特訓の成果なのでしょう。その点について本人も納得していたようです。


ということでタイガーの最終ラウンド後のインタビュー(一部抜粋)をどうぞ。

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photo: zimbio.com


■木、金曜と絶好調時のプレーに見えたが、週末に入って苦戦した。その原因は?


「昨日はほんの少しターゲットを外しただけ。昨日説明したように、ハーフクラブ分の距離感のずれがあだとなった。グリーンのスピードも終始掴みきれなかった。今日は違った。グリーン上ではラインもスピードも合っていた。ただ、スタートが悪すぎた。バックナインで挽回しようとしたが、その時点では差が開きすぎていた」


■バックナインは素晴らしかった。フロントナインはそんなにタフだったのか?


「最初の6ホール、全く自分のゴルフができなかった。波に乗れなかったし、ミスをしてはいけないところに何度か落としてしまった。それだけでスコアメイクはできなくなる」


■今週の収穫は?


「収穫はたくさんあった。ショットの精度は高かった。残念ながら、今日までグリーンの速さを読み切れなかった。全体的に、ショットもそうだけど、ショットコントロールもできていたし、それは前向きに捉えることができる。昨日(第3ラウンド)もう少し踏ん張れて、ショットも落とすべきところに落とせていたら今日はもっと良いポジションから挑めたと思う。


「最初の2日間、ショットはかなり調子が良かった。昨日はほんの少しターゲットを外しただけ。でもそれだけでスコアは崩れてしまうコース。フェアウェイに打ってるのに、ラフに入ってしまったショットがいくつもあった。あと1、2ヤードずれていたら、ファーストカットに止まってくれていた。ここのグリーンでプレーしていると、その僅かな差が全て。特に昨日のグリーンはとても速かったから」


■予選ラウンドでのプレーはあなたとショーン・フォーリーが達成しようとしているゴールか?


「コンスタントにあのようなプレーができたのは目標の一つ、そして大会を通してショットの精度の高さを保てたこと。同じミスでも明らかなミスショットはなかった。僅かな差で外してしまったものだけ。それはプラスに捉えたいし、我々がやろうとしていること。ただ、このコースは僅かな差が致命傷になるからね」


■この大会を振り返って、内心「何とかなったかもしれない」と感じてる?


「おい、そんなのどんな試合でも言えることだろ。違うか?」


■でもこれは全米オープン


「いや、それはどの試合でも言えることだ。これまでにもメジャーで惜しい試合はあったし、今週もチャンスはあった。またワシントンDC(AT&Tナショナル)でトップを狙うよ」

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