全米オープン最終日:ロリー・マッキロイ、記録&記憶に残る1勝

「圧勝」、「記録的」などの単語がチープに聞こえてしまう、いや、これまでライターとしてそのような単語を安易に使いすぎていたと反省してしまうような素晴らしいパフォーマンスでした。


今年の全米オープンは22歳ロリー・マッキロイが大会記録となる16アンダーで2位以下に8打差をつけて完勝。昨年の全英(2日目)、今年のマスターズ最終日の前例があったため、初日トップに立ってからは「いつ崩れてしまうのか」と不安視する声も上がっていましたが、終始安定したプレーで完全優勝。一人だけ別次元、別コースをプレーしていたかのような内容で、最もタフなメジャーとして知られる全米オープンの歴代の記録をいくつも更新。


今大会マッキロイが樹立した「記録」で振り返ってみたいと思います。


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photo: zimbio.com


マッキロイが樹立した主な大会新記録は次のとおり。


■二桁アンダーまでにかかった最少ホール数:26ホール
■36ホール最少打数記録:131
■36ホール最少スコア記録:11アンダー
■36ホール終了時での2位との打差:6打(タイ記録)
■54ホール最少スコア記録:14アンダー
■72ホールトータル打数:268
■72ホール最少スコア記録:16アンダー


<補足&その他>
・72ホールのスコア「268」はジャック・ニクラウス(1980年)、リー・ジャンセン(1993年)、タイガー・ウッズ(2000年)、ジム・フューリック(2003年)の「272」を4打更新。16アンダーはタイガーが2000年に記録した12アンダーをこれまた4打更新しました。


・大会初日からトップに立っての「完全優勝」は史上7回目(タイガー・ウッズ、2001&2002年;トニー・ジャックリン、1970年;ベン・ホーガン、1953年;ジェームズ・バーンズ、1921年;ウォルター・ヘーゲン、1914年)で2002年のタイガー以来の快挙。


・22歳1ヶ月15日での優勝は、大会史上9番目の若さで1923年ボビー・ジョーンズ(21歳3ヶ月28日)以来の最年少優勝となりました。また、過去80年のメジャー大会では2番目の若さでの優勝となりました(1位は1997年マスターズを優勝したタイガーの21歳3ヶ月15日)。


・昨年のグレイム・マクドウェルに次ぐ「北アイルランド」出身選手による連覇となり、アメリカ出身選手以外での同国出身選手による大会連覇は1920年のエドワード・レイ、1921年のジェームズ・バーンズ(共にイングランド)以来の快挙。


・また、予選ラウンドで二桁アンダーに到達したのも全米オープン史上初の快挙。マッキロイは直近のメジャー大会8試合で7回首位、または首位タイに立ったことになります。


・全4ラウンドを60台(65-66-68-69)で回って優勝したのは1993年のリー・ジャンセン以来。今年の大会で全ラウンドをアンダーパーで回ったのはマッキロイとロバート・ガリガス(70-70-68-70)の2名のみ。
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これまでは才能だけが先行してしまいしたが、メジャーを1つ勝ったことで既にジャック・ニクラウス、タイガーとも比較され始めています。タイガーは現在35歳でメジャー14勝。マッキロイは22歳で1勝。年1勝ペースで十分タイガーに追いつく、と。


北アイルランド出身選手が連覇というのもすごいことです。日本人選手が全米オープンを連覇してしまったら、どれだけの騒ぎになることか・・・。昨年の覇者マクドウェルが「ツアーでのベストフレンド」とも言うほどの仲で、マッキロイの優勝するシーンをグリーンサイドから見学していましたね。


記録にも記憶にも残る1勝でメジャーチャンプに仲間入りをしたマッキロイ。これからどこまで成長していくのか・・・。更なる頂を目指すマッキロイの挑戦はまだまだ続くでしょう!

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