ポーラ・クリーマー、初メジャーぐっじょぶ!(^^)b←左手親指「60%」でも優勝

女子メジャー第3戦「全米女子オープン」の最終日。後続の選手たちがこぞってアンダーパースコアで回り足音が聞こえ始める中、終始「自分ができる範囲内でのプレー」に徹したポーラ・クリーマーが自らも2つスコアを伸ばし、通算3アンダーで悲願の初メジャー制覇。


クラフトナビスコ選手権でも2位に終わったスーザン・ペターセン、そして前週のコーニングクラシックを優勝し、この日1イーグルを含む「66」で回った韓国のチェ・ナヨンが通算1オーバー、2位タイで終了。


日本勢で注目されていた宮里藍は最終日1アンダー、通算13オーバーの31位タイ。日本勢最高位の横峯さくらは6オーバーの10位タイ。その横峯をTwitter上でバッシングして性格の悪さを露呈したクリスティーナ・キムは通算5オーバーの8位タイで競技を終えています。(※詳細はのちほど)


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photo: zimbio.com


前日までのハイスコアを見かねたUSGAは、最終日にティグラウンドの位置を8ホール前に移動していました。その結果、この日アンダーパーを記録したのは13名。最初の3日間の合計(10)を上回る結果になりました。


過去2年間、優勝のチャンスが目前まで来ながら終盤に崩れ、その精神面の脆さを露呈していたポーラ。一昨年は最終日を1打差追いかける展開で「78」を叩き6位タイ。昨年は予選ラウンドを終えた時点で首位と1打差。3日目を最終組で回り「79」、2年連続の6位タイ。終盤で崩れてしまうパターンはかつてのミケルソンに例えられるなど、実力はあるが大舞台の最後で詰めが甘い...と批判されていました。


今年も最終日がスコアの出るセッティングになり、一時はペターセンとチョイに2打差まで詰められる場面も。しかし、この日のポーラはバック9に入ってからのショットの安定感が一際目立っていました。これまでとは別人のような安定感...。


何が変わったのか?


アニカ・ソレンスタムと2度の全米女子を制覇し、今はポーラのキャディを務めるコリン・キャンは、


「勝てるまでは何度か辛い負けを経験しなければいけない時だってある。(過去の全米女子では)何度か積極的になりすぎて、それが勝敗を分けた。うまくいかないホールだってあれば、望み通りにボールが転がらない時もある...それを学ぶ必要があったのだろう。それでも集中し続ければ、うまくいくんだ」


と彼女の精神面の成長を指摘しています。もう一つ挙げられるのは、今年の開幕戦で負った左手親指のケガ。「ホンダPTT LPGAタイランド」で途中棄権し、3月末に手術を決断。今回の全米女子が復帰後4戦目で、「80%?いや、60%くらいの状態」だったそうです。


それでも勝てたのは、親指の状態を考慮して「これまで以上にラフからではなくフェアウェイからのプレーが重要だと言い聞かせた」から。ケガで無理ができない状態だったからこそ、自然とこれまでの攻めの姿勢から一歩引けたことにあったようです。そして、なにより、ケガの再発を防ぐために今までのようなダウンブローで「打ち込む」スイングができなくなったこともあるようです。


「いろんなことを変えなければいけなかった。自分の癖は自覚してますし、親指のケガがどんな状態であっても、その癖は完全になくならないのはわかってました。


「でも、まだ打てないショットがあることは散々聞かされていましたし、今の自分に打てるショットに徹する必要がある、と言い聞かせていました。風の強い日もありましたが、今はまだ低い、『打ち込む』ショットができないので辛かったです。昔と比べると、今は自制心があるし、(この試合は)フェアウェイをキープすることにより重きを置いてプレーしていました。手のケガのせいで、他の選手たちよりもラフに打ち込んでしまった時のダメージは大きかったです」


と冷静に振り返っています。


この勝利で通算ツアー9勝目。名実共に一流の仲間入りとなったポーラ。手の状態が万全になれば、どこまで成長するのか...。近い将来が楽しみになる1勝でもありました。

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