「自力で(ライダーカップ)チーム入りするつもり」のタイガー、いろんな黄色信号が点滅し始めました

現在、ライダーカップの米国チームポイントランキングで9位にいるタイガー・ウッズ。自動的にチーム入りできるのはこのポイントランキングの上位8名で残りの4名は主将コーリー・ペイビンが推薦。ペイビンは「世界1位の選手がチーム入りしないのはおかしい」と、仮にタイガーが自力で入れなくても推薦する意向を表明しています。


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photo: zimbio.com


WGCブリヂストン・インビテーショナルの大会前の記者会見でライダーカップについて聞かれた際、タイガーとCBSSports.comスティーブ・エリング記者との間で意味深なやり取りがありました。


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Q:コーリー・ペイビンに推薦されたらプレーするか?


タイガー:「自力でチーム入りするつもり」


Q:それができなかったら?


タイガー:「自力でチーム入りするつもり」


Q:曖昧な言葉ですね。


タイガー:「自力でチーム入りするつもり」
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そして迎えたWGCブリヂストンの初日。


7度の優勝、知り尽くしたファイヤーストーンCCでも苦戦が続き、この大会では自身最多スコアとなる4オーバー「74」、出場選手81名中70位で第1ラウンドを終了。


「自力」でチーム入りするためには今大会と来週の全米プロ選手権しか残されていない中、最悪のスタートを切ってしまいました。唯一の救いは今大会は2日目を終えての予選カットがないことで、何かしらの賞金は稼げること。


そしてフィル・ミケルソン(とリー・ウェストウッド)との世界No.1争い。今年、何度となくそのチャンスを逃してきたミケルソンは初日を4アンダー、2位タイでスタートしています。ミケルソンが優勝すれば文句なしの交代、さらに4位タイでもタイガーが37位タイ以下でフィニッシュすれば王者交代となります。今週、いよいよその瞬間が訪れるかもしれません。ウェストウッドも勝てば1位になるチャンスがあったのですが、初日1オーバーと少々出遅れてしまっています。こちらのランキングも注目ですね。


先日、Twitterでも呟いて@JJ_NYが答えてくれたのですが、タイガーはプロ入りしてから一度も優勝しなかった年というのがないのです。最悪でも1勝(1998年)は挙げていて、もし今年このまま終わるようなことがあれば、ツアーの長い歴史の中でも一つの分岐点になるのではないでしょうか。今年のタイガーのプレーを見ていると十分にありえます。


強いタイガーをもう一度見たい気持ちはありますが、これも大きな流れの中で訪れるべき瞬間なのかとも思います。2004年はビジェイ・シンが、2007年はタイガーが無敵に思えた年でもありました。


ただ、それも長い時間軸で見れば、ゴルフ史を作り上げてきた1ページでしかない、いや、長い伝記になれば1ページにも満たないでしょう。タイガーが5年以上連続して世界No.1であり続けた事実はスタッツとしては記録に残りますが、それよりも語り継がれていく瞬間、ショット、選手の話、ハプニングの方が多いのではないでしょうか。それもゴルフの醍醐味だと思います。


ジャック・ニクラウスの言葉を借りるなら


"No man will ever be bigger than the game of golf."


「どんなに素晴らしい選手でもゴルフという競技より偉大な者はいない」


ということなのかな、と。

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