ウェスティ大丈夫か?タイガーやばいの?直近の世界ランキングの傾向とこれからの展望

先週の大会を優勝したリー・ウェストウッドが2か月ぶりに世界No.1の座を奪回し、ますます世界ランキングは混沌としてきた!・・・みたいな記事をよく目にしますが、実際のところ上位陣はどれくらい接っているのか、あと誰が有利・不利なのか(そもそも有利不利はあるのか?)など、直近2カ月のデータを下にちょっぴり検証してみました。

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photos: zimbio.com


こちらの表のとおり。


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第7~17週までのトップ10とそれぞれの平均ポイントです。


こうやって見ると・・・


1.やはりメジャー(マスターズ)と世界ゴルフ選手権(WGCアクセンチュアマッチプレー選手権、WGCキャデラック選手権)の結果で大きくランキングが反映されているのがわかります。アクセンチュアを優勝したルーク・ドナルドが一気に3位にジャンプアップ、決勝まで残ったマーティン・カイマーが直近では最も高い平均ポイント(8.357)を獲得しています。マスターズで健闘したタイガー・ウッズ、ドナルドもそれぞれ順位を上げています。


2.もう一つの傾向は1位の平均ポイントがじわりと下がってきていること。直近2か月でのピークはカイマーがアクセンチュアで2位に入った直後の8.357、そしてローがその7週間後(先々週)の7.650。フィル・ミケルソンのシェルヒューストンでの優勝(マスターズ前週)、ドナルドのマスターズでの活躍もあり、全体的にみると上位2名の数字が少しずつ下がってきているのに対し、そのすぐ下の選手たちがポイントを稼いでポイント差が縮まってきています。例えば、最新のランキングを見ると、トップと10位の差は2.4ポイントであるのに対し、第8週の差は約3ポイントついていました。


さらに個々の選手の獲得ポイント履歴を見ると今後を占える要素がたくさんあって、例えばタイガーで言うと、現在の平均ポイントは過去2年で出場している35試合の獲得ポイントが実際は最低試合数の40で割られているため、彼は損をしていることになります。追い打ちをかけるように、タイガーは2009年シーズン中盤から徐々に調子を取り戻し、数回優勝もして好成績を残しています。その表がこちら。


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2009年の後半に稼いだポイントは今年の秋には有効期限が切れてしまい、それまでに紛失する分を挽回しないと更に平均ポイントは下がっていきます。似たような状況がミケルソンにも言えます。逆にルーク・ドナルドロリー・マッキロイ、そしてWGCを優勝したニック・ワトニーらは2009年にそこまで(ほとんど)ポイントを稼いでいなかったため、これから稼ぐ分がどんどん上乗せされていく、というイメージですね。


あまり数字ばかり眺めていると頭が痛くなりますが、これも世界ランキングのからくりの一つで研究してみると、優勝はしないがコンスタントに上位に入ってくる選手(特に強豪が集うメジャーやその他ビッグトーナメントで)や最近調子を上げてきている選手(C.シュワーツェル、マッキロイ)が優遇されているのがよく分かります。


「今、世界No.1になれるチャンスのある選手は多い。ゴルフにとっては良いことなんじゃないかな。タイガーは何年も独占していて、誰も彼には近づけなかった。でも今は接戦になってるし、見てる方も新しい楽しみ方ができていいんじゃないかな」


と先週の大会後にドナルドが言っていたように、今年勢いにのっているマッキロイ、ドナルド、ワトニー以外にもまだまだ世界No.1を狙えるチャンスのある選手が大勢います。ランキングの僅差は実力が拮抗していることも意味するわけで、今年の後半にかけてこのランキングがどのように変動していくのか楽しみです。


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