石川遼と同世代ダニー・リーなど2012年注目の「新人」特集

今週のPGAツアー、ヒュンダイ(めんどくさいから省略w)は昨年優勝した選手のみが出場。島を移って翌週の「ソニー・オープンinハワイ」が今季初のフルフィールドの大会で、今季からPGAツアーカードを獲得した選手たちが多く出場してくるでしょう。その中には生でプレーを見たことのある選手、初めて名前を聞く選手、はたまたしばらく見てなかったご無沙汰な選手が多く出てくるかと。。。


ということで、一足先に今季から晴れてPGAツアーのメンバーになった注目選手を数名紹介しておきます。

昨年は6ラウンドで争われたQスクールから上位27名、ネイションワイドツアーの賞金ランキングから上位25名、計52名が今季のPGAツアーカードを獲得。この中にはPGAツアーに「復帰」する人もいるので厳密にいうと全員がルーキーではありませんが、その多くが初めてのビッグステージに上がる選手たち。


大舞台までの道のり、生い立ちなどそれぞれストーリーがあって面白いのですが、中でも一目置いておきたい選手を何名かピックアップしてみました。


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photo: zimbio.com


エリック・コンプトン
当サイトが影ながら(勝手にw)応援している選手でもあり、過去に何度か紹介させてもらっています。2度の心臓移植手術を乗り越え、これまでは主催者の推薦出場が多かったのですが昨年は全米オープンの地区予選を見事に勝ち上がり自力で出場。そして、ネイションワイドツアーで念願の初優勝を挙げ、賞金ランキング13位で今季のPGAツアー昇格を決めました。


>これまでのコンプトン紹介記事はこちら


いつまでプレーできるかは分かりませんが、1試合でも多く上位に進出し、露出を増やし、病と闘う人たちを励ましていってほしいものです!


ジャロッド・ライル
コンプトンが心臓移植であれば、こちらは幼少期に白血病を乗り越えた選手。昨年のフェニックスオープンの名物パー3、16番でエースを決め、ホールインワンを決めたことよりその後の喜び方で有名になり、強烈なインパクトを残しました。(この映像を見ると、マスターズの16番よりこっちの16番でエースを決めた方がなんだか気持ちよさそうな気もw)


>エースの詳細はこちら



昨年はPGAツアーでトップ10が僅か1回、Qスクールを5位タイで終えて今季もフェニックスに戻ってくることができるようですね。今年もチャッキーの雄叫びが見れるかな...。


ジェイソン・コクラック
今季の新人で最も活躍する可能性が高い選手は誰か?


という問いに多くの同僚たちが挙げた選手がこのコクラック。カナダ出身の26歳。190センチの巨体から繰り出させるドライビングディスタンスは318ヤードで昨年のネイションワイドNo.1。飛ばす選手は見飽きた?驚くなかれ、昨年のFWキープ率は63.89%!(比較までですが、ババ・ワトソンのFW率は56.9%、ゲーリー・ウッドランドは58.0%、J.B.ホームズ?52%)



新しい人種かもしれません。シーズン序盤から活躍してもらいたい!


ダニー・リー
リッキー・ファウラーが出てくる前は、ロリー・マッキロイ石川遼と並んで注目されていた逸材。2008年全米アマでタイガー・ウッズの最年少優勝記録を破りアマチュアの頂点に立つとその6カ月後、アマチュアながらジョニーウォーカー・クラシックを優勝、欧州ツアーの最年少優勝記録を樹立しました。これはすごい選手が出てきた...と思わせましたが、そこから大スランプ、ケガに悩み、昨年のネイションワイドで2年ぶり(プロとしては初)の優勝を挙げてPGAツアーの舞台に昇格してきます。


ジェイソン・デイがそうであったように、若くして「天才」というレッテルがついてしまうと、期待に潰されてしまうティーンも多いですね。ただ(これまたデイ同様)、経験と実績を積み這い上がってきた天才は、まだ21歳!


マッキロイ、石川にはちょっと先を行かれましたが、まだまだ追い付けますね。(個人的には一番注目してみたい選手)


ハリス・イングリッシュ
昨年はジョージア大在学中の身でネイションワイドツアーの大会を優勝(ツアー史上3人目の快挙)。9月に行われたウォーカーカップ後にプロ転向し、2戦目のWNBゴルフクラシックではプレーオフまで進出。ダニー・リーに敗れたものの、トップアマチュアの実力をそのままプロの舞台でも見せつけていました。


ちなみに、昨季のQスクールではジョージア大出身の選手が大活躍し、4名も今年のツアーカードを獲得しています。今田竜二も後輩たちに刺激を受けて奮起してほしいですね(辰年)。


ノ・スンヨル
ここであえて彼の紹介をするほどでもないと思いますが、おもしろいエピソードを一つ。Qスクールの第4ラウンドでノと同組になったのがPGAツアーでも実績のあるタッグ・ライディングズ。ノの安定した慌てないプレースタイルを間近で見たライディングズは


「スイングが素晴らしい、頭が良い、紳士的でグッドガイだ。こいつはすごい選手になる。まだ20歳?それは立派だ。立派すぎる」


と絶賛していたようです。PGAツアーのアジアNo.1プレーヤー崔京周の後継者候補筆頭・・・かな?!


ベ・サンムン
あ、チェおじさんの後継者候補はまだいました。同じく韓国勢、2011年日本ツアーの賞金王はQスクールを11位タイで突破。日本ツアーは「ステップ」でしかない、と言わんばかりに日本海、そして太平洋を渡るベ・サンムン。


頑張ろう、日本勢。


ボーン・テーラー
ツアー通算2勝、2007年(?)マスターズでは優勝争いにも加わっていたし、それ以外にもプレーオフや優勝争いに絡んでいたので、この人がQスクール上がりとは驚き。


テーラー(Taylor)の使用クラブは、はい、テーラーメイドっす。


ウィリアム・マガート
昨年、レギュラーシーズンを125位で終えて滑り込みFedEx Cupプレーオフに駒を進めた選手として覚えてらっしゃる方も多いのでは。


>昨年のFedEx Cupプレーオフでのぎりぎりっぷりはこちら


Qスクールは(ぎりぎりではなく)13位タイで突破していましたw


トミー・ビアシェンク
ビアシェンク・・・一見おいしそうな飲み物、いや、耳にしたくないショットにも見えますが、この人のサクセスストーリーはすごい。1997年にプロ転向して以来、毎年Qスクールに挑戦するも高い壁にはじかれ続け、翌年のQスクールまでミニツアーやネイションワイドを転々とするを生活を送ってきたのだとか2005年は自己破産し、ゴルフを続けるために1年間農場で働いていたそうです。一昨年のQスクールでは1打差でツアーカードを逃し、そして昨年、15回目の挑戦で見事5位タイに入り夢を手にしたのです。


Qスクール直後には、


「力がドッと抜けた。今は興奮しているけど、言葉にならない。時間が経てば実感がわいてくるかな。長い年数がかかった。俺は38歳で1997年からプロとしてやってきている。これが目標だった。これだけかかっても決して目標はぶれなかった」


と語っていました。ツアーで何勝も挙げている選手たちにはない「ハングリー精神」があるんでしょうね。ようやく掴んだビッグドリーム。1試合1試合、一打一打を大事に次の目標に繋げていってほしいですね。


・・・・・


一方、LPGAの方に目を向けると、昨季2勝を挙げたアレクシス・トンプソン(16)が注目のルーキーになるでしょう(ルーキーなのか!?)。ミッシェル・ウィ以来の米出身ティーネイジャースター誕生で、これまたメディアの餌食にならなければいいですけどね。

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