「幻の59」に1打届かなかったアリステア・プレスネル、豪ツアーのタイ記録&優勝

デビッド・デュバルがあわや復活逆転優勝を達成しそうになった先週の「AT&Tペブルビーチプロアマ選手権」。


惜しくも一打届かず2位タイに終わったデュバルですが、海の反対側ではそのデュバルの大記録にこちらも1打足りずに泣いた男がいたようです。


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先週、オーストラリアのビクトリア州で開催されていた豪州ツアーの「ビクトリアPGA選手権」。大会を優勝したのは、地元のアリステア・プレスネル、30歳。最終日、首位と6打差でスタートしたプレスネルは、前半からバーディを量産。気付けば17番を迎えた段階でこの日だけで11アンダーと夢の「50」台が目前に迫っていたのです!


17番では1.5メートルのバーディチャンスにつけ、大記録達成が目前に・・・。「当然、記録は意識した」と振り返ったプレスネル。このバーディパットを外し、最終ホールをバーディ。PGAツアーのラウンド最少スコア記録「59」に1打足りない12アンダー「60」、通算22アンダーでホールアウトし、後続が崩れたこともあり見事な逆転優勝を飾ったのです。これで昨年、ネイションワイドツアーと豪州ツアーが共同開催した「ムーナ・クラシック」に次いで自身2勝目。


PGAツアーの記録には届かなかったものの、プレスネルの「60」は豪州ツアーの最少スコア記録に並びました。2004年にアーニー・エルス、2001年にポール・ガウが達成して以来、ツアー史上3回目の快挙となりました。


プレスネルの最終日のスコアカードがこちら。


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via PGA of Australia


真っ赤っ赤!10番ホールのパーを除けば、5番から14番の10ホールを9バーディ!すごいの一言。


「バックナインの11、12、13番でバーディを取ったあたりから意識し始めたかな。でも同時に緊張してきて、残り4ホールくらいのところで集中力が切れた。正直、最終ホールを終わった時に自分のスコアは分からなかったよ。


「でも60なんて信じられないスコアだよ。確かに4番か17番の1.5メートルを沈めていれば59が見えていたのかもしれない・・・けど、6メートルくらいのも何個が決めたわけだしね・・・」


と何とも複雑な心境のようです。歴史に名を残せるチャンスが目の前まで来ていたら、誰だって「ああしていれば」って思ってしまいますよね。


最終日のハイライト映像はこちらです。


alistairpresnell20100216a.JPG
クリックするとPGA of Australiaサイトにリンクします。


日本ではあまり馴染みのない選手ですが、実は2005年、06年シーズンの開幕戦「アジア・ジャパン沖縄オープン」に出場していて2年連続で予選落ちを喫しています。それ以降の来日はなく、昨年はネイションワイドツアーで賞金ランキング28位と惜しくもPGAツアーカードを逃しました(25位までが次年度昇格できる)。それでも2009年の豪ツアーのオーダー・オブ・メリット(賞金王)争いで2位に入り、今季もこの勝利をきっかけに再びネイションワイドで挑戦するそうです。


「59」と「ツアー最少スコア記録」について少し調べてみたのですが、世界のトッププレーヤーが集まるPGAツアーの長い歴史の中でさえ「59」を叩き出したのは過去に5名だけしかいないんですね。


デビッド・デュバル-1999年、ボブ・ホープ・クライスラー・クラシック(現ボブ・ホープ・クラシック)
チップ・ベック-1991年、ラスベガス・インビテーショナル
アル・ガイバーガー-1977年、Danny Thomas Memphis Classic(現セントジュード・クラシック)
ダグ・ダナキー-1998年、ナイキツアー(現ネイションワイドツアー)
ノタ・ビゲイIII-1998年、ナイキツアー(現ネイションワイドツアー)


過去に5名のみ・・・そう考えるとプレスネルのバーディパットが悔まれますね~。上記は男子ツアーのみに限った場合ですが、女子ではあのアニカ・ソレンスタムが2001年スタンダード・レジスター・ピンで「59」を記録しています。


ちなみに、非公式の記録ではフィル・ミケルソンが2004年の「PGA Grand Slam of Golf(メジャー優勝者が集う大会)」で59をマークしていますが、これはエキジビションマッチということで公式記録としては残っていません。


そして、我々日本人にはもっと身近なのが丸山茂樹が記録した「58」でしょう。場所はウッドモント・カントリー・クラブで、2000年の全米オープン出場をかけた予選会でのことでした。29-29(11バーディ、1イーグル)でラウンドしたのですが、これがパー71のコースだったためパーをベースに考えると59の5名に並んだ形になっています。しかしこれまた非公式大会のため、正式な記録としては扱われませんでした。


丸山が出場権を得た全米オープンの会場がペブルビーチ。


デュバルが今週活躍したのもペブル、そして今年の全米オープン開催コースでもあります。


そしてそのデュバルの記録に並びかけようとしたプレスネル。


何がどういう偶然で繋がっているのか分かりにくいですが(笑)、とにかく、プレスネルさん、おめでとうございます!


>プレスネルのプロフィール
http://www.pga.org.au/default.aspx?s=playerprofile-display&playerid=382
>プレスネルのスコアカード
http://www.pga.org.au/default.aspx?s=individual-leader-page&pid=49848&tid=579

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