スコティッシュ・オープン事前:「前哨戦」の考え方は十人十色

あと数時間後に始まる欧州ツアー「バークレイズ・スコティッシュ・オープン」。石川遼の欧州ツアーデビュー戦でもあり、今季のメジャー2戦を制している選手(フィル・ミケルソングレイム・マクドウェル)が出場してくることもあり注目されています。


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もちろん、大半の選手は来週の全英オープンの「前哨戦」として捉えているようですが、それもプロによって考え方が大きく違うようです。


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photo: zimbio.com


今週のフィールドの中で最も注目されているのがミケルソン。2007年の同大会でプレーオフの末惜敗、しかも冠スポンサーが「バークレイズ」とあって是非手にしたいタイトルであることを前日の会見で強調していました。ちなみに、2007年に敗れた相手は(「全米オープン裏中継&解説」で最初の方に「ハブレット」と間違って呼んでいた)フランスのグレゴリー・アブレ(Havret)。


その会見の中で、ミケルソンは


「この2週間はいつも楽しみにしている。この大会も、もちろん来週の大会もエンジョイしている。...全英オープンに向けて最も重要なことは良いプレーをしている状態で挑むこと。ここで上位に入り、日曜日には優勝争いをしていること。ここでは何度か接戦の末負けているから、一度は勝っておきたい大会です。自分にとってすごく意味のあるタイトルになる」


と言っています。仮に優勝できなかったとしても、「前哨戦」として重要なことは上位争いし、本番にその流れのまま入ることが重要だと考えているようです。メジャーウィークの前週は試合に出場したいプロと独自で調整をしたいプロに分かれます。ミケルソンはどちらかというと前者で、マスターズを制した3回とも全て前週の試合(ヒューストン・オープン、ベルサウス・クラシック)に出場しています。


一方で、「前哨戦」は本番での感覚を鈍らせてしまうという考え方の選手もいます。今週のスコティッシュ・オープンを欠場しているポール・ケーシーがその代表例。


ケーシーはスコティッシュ・オープンの開催コース、ロックロモンドのグリーンの状態が「セント・アンドリュースの準備には適していない」ことを理由に欠場。というのも、ここ数年、スコットランドの冬は厳しい寒さに見舞われていて、2ヶ月以上もの間グリーンの表面が雪と氷に覆われている年もあるのだとか。これによりグリーン面がかなり痛んでいて、まともに大会が開催できるのかと不安視する選手もいたそうなのです。そのため、大会運営側は欧州ツアー選手にグリーンの状況を随時メールで伝え、また今年に限って言えば最も荒らされたグリーンのうち3つの芝を張り替えたそうなのです。


随時送られてくる情報を下に、ケーシーは欠場することを決断したとのこと。


全英オープンの前週にパットの自信を失ってしまうほど最悪な事態はない」


と、欠場の理由を語っています。ミケルソンの出場する理由も、ケーシーが欠場する理由も納得できます。プロによってそれぞれ考え方が違い、大一番に向けての準備も十人十色ということでしょう。


ちょっと面白い比較だったので紹介してみました。チャンチャン。

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