新人B.スチール、「タイガーは集中していなかった」発言を撤回&謝罪

まだまだ先週のファーマーズ・インシュアランスオープンの小噺。


週末にスコアを崩して44位タイでフィニッシュしたタイガー・ウッズ。週末の2ラウンドは同じ組にツアールーキー(土曜日はジョナサン・ベガス、日曜日はブレンダン・スチール)が入っていました。そして、偶然にも、両日ともルーキーに5打差をつけられ、いいところを見せられずに競技終了。


最終ラウンド後、スチールがタイガーのプレーについて聞かれ、そのコメントだけがまたしても一人歩きしてしまい話題になっているようです。


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photo: zimbio.com


最終日、2アンダー「70」、通算6アンダーの17位タイでホールアウトしたスチール。ホールアウト後に「ベストのゴルフをしていない時のタイガーを脅威と感じるか?」と聞かれ、


「良い方に行っていないと分かってから、彼は集中しきれていなかったと思う」


と言い、さらになぜそう思ったかと聞かれ、


「ショットがばらついていたし、今までに見たことのないようなタイガーだった」


と答えていました。


この「試合放棄」とも取れる発言、しかも今季から初めてPGAツアーに参戦しているルーキーのコメントだっただけに、各種メディアは「タイガーも落ちるところまで落ちた」といった論調で取り上げていました。週が明けた月曜日、次の試合の開催地フェニックスに到着してからも、スチールは知人や周囲の人間からこの発言に関して指摘され、その言葉の真意を聞かれたのだとか。


スチールは昨年のネイションワイドツアーの賞金ランキング6位に入り、今季初めてPGAツアーにフル参戦している27歳。先週の大会がトップツアーでの3試合目で初の予選突破。


そして、予期せぬ形で回ってきた最終日のタイガーとのラウンド。思いのたけをそのまま口にしてしまったがために起きてしまった今回の騒動...。


先日、それらの発言は「誤解を招いてしまった」と弁明していたようです。


「言いたかったのは...誰が見ても優勝の可能性がないという状況で、タイガー自身も言っているように、彼はスイングの改造に取り組んでいた。練習場でできているスイングをコース上でも出そうと努力していたし、それは見ていて分かった。優勝争いには加わっていなかったけど、彼はショットの改善に取り組んでいるのが分かった。...ショットの後、同じスイングを繰り返し練習していた。スイングのメカニックに一生懸命取り組んでいる」


と、米ゴルフダイジェスト(golfdigest.com)のインタビューに答えています。


タイガーとは初対面だったが気さくに声を掛けてくれた、とスチール。今回の騒動で誤解を生じてしまったことを自ら反省し、タイガーに謝罪文を送ったそうです。タイガーもそれを読みスチールに悪気がなく、一部の発言だけが一人歩きしてしまったことは「理解した」と言ったのだとか。


「(最終日は)素晴らしい一日だった。彼は本当に、本当に優しかった。タイガーにしてみれば優しくしする理由もない俺のような人間に対して、丁寧に接してくれたことは感謝している。俺とは初対面だったし、俺のことなんて何も知らないはず。でも2ホール目で話しかけてきてくれて、きっかけを作ってくれた。


「俺はルーキーであるがゆえに、発言にはもう少し気を配らなければいけないことを理解しきれていなかった。あえて自分を弁護するなら、注意深く言葉を選んだつもりだ。彼についてネガティブなことを言ったつもりはないし、もちろん悪気もなかった。もし本当に悪気があって言ったのであれば、批判されても自分の態度は固守する。


「タイガーに関して発言すると、みんな飛びついてくるからなるべく注意深く言葉を選んだつもりだ。俺は回答の中でタイガーについて10、15個くらいポジティブな面にも触れたが、別にそれは意識して言ったものではなかった。


「(試合後の数日間)こういうことになってしまって本当に気が動転していた。なぜなら、非常に有益な一日だったし、彼は紳士だったからね」


と胸中を語っています。


言葉を選んで話したつもりが、ある一部だけが抜粋されて全体の話の流れを伝えないまま、その一部のコメントだけが流れてしまう・・・。スポーツに限らず、どの分野にでも共通するマスコミ(メディア)と取材対象の永遠のテーマですね。ましてやその対象がタイガーになってしまうと、本人も言っている通り、なんでも記事になってしまうのが悲しい現実。


そんな悩めるルーキー、スチールさんにおすすめする・・・


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