「白馬の騎士」現る!トーレーパインズの大会は「ファーマーズ・インシュランス・オープン」に決定

スポンサー離れに悩んでいるのはタイガー・ウッズだけではなく、昨年の秋くらいからPGAツアーも大会のスポンサー離れが目立つようになってきました。


U.S.バンク選手権(ミルウォーキー)はスポンサーが降板し、今年は開催されません。更に、PGAツアーの西海岸連戦の看板大会の一つ「ビュイック・インビテーショナル」のスポンサー、ゼネラル・モーターズ(GM)が経営難で契約を一年早く打ち切って降板。今年の開催に向けて大会運営者「センチュリー・クラブ・オブ・サンディエゴ」は新たなスポンサーを探していたのですが、例年ならここをシーズン開幕戦にしていたタイガーも欠場という苦しい状況の中ではなかなか見つからず...。一昨年の全米オープンの舞台にもなった名門トーレーパインズでの大会は冠スポンサー無しで「サンディエゴ・オープン」として開催されることがほぼ確定していました。


しかし、開催を翌週に控え、急遽「救世主」が現われたのです。


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photo: jobing.com


ビュイックに代わってスポンサーに名乗り出たのが「ファーマーズ・インシュランス・グループ・オブ・カンパニーズ(Farmers Insurance Group of Companies)」。名前からして「農民」?「保険」?日本でいう「農協」?というイメージですが、アメリカで3番目に大きい個人を対象とした保険会社だとか。チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズのスポンサーでもある「チューリッヒ(Zurich)」の子会社で、カリフォルニア州南部を中心に住宅所有者保険、自動車保険、生命保険などの保険商品に加え、金融サービスも提供している会社なのだそうです。


大会名は「ファーマーズ・インシュランス・オープン」。1992年から昨年まで「ビュイック・インビテーショナル」として開催されていた大会が生まれ変わります。


今回PGAツアーとファーマーズ・インシュランスが結んだ契約は2010年のみの単年契約。ただし、延長契約のオプションも付いているとか。PGAツアーとしても贅沢を言ってられる状況ではなかったのでしょう。とりあえず民間のスポンサーが入ってくれたことに胸を撫で下ろす気分なのではないでしょうか。


「ファーマーズ・インシュランスが大会スポンサーとして名乗り出て、大会ホストであるセンチュリー・クラブ・オブ・サンディエゴに多大な支援をしてくれることはこれ以上ない喜びです。南カリフォルニアに軸足を置く業界を代表する企業であり、ファーマーズはPGAツアーの大会が地域に与えるポジティブな影響と重要性を理解してくれています。チューリッヒがニューオリンズでそうであるように、ファーマーズのスポンサーシップはサンディエゴ市民に対して責任を果たす姿勢だと感じています」


とPGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェム氏。


ファーマーズのCEO、F.ロバート・ウッドストラ氏曰く、近年南カリフォルニアでは山火事や自然災害が多数発生していて、この地域の住民に向けての保険商品がビジネスの基盤となっているとのこと。ファーマーズは保険を売り込むだけではなく、火災時の安全確保や準備を地域住民に訴えかけているそうなのです。


「いろんな意味でファーマーズは『白馬の騎士』です。我々はスポンサー無しで大会を開催するように進めていましたが、この支援によって大会がより成功する方向に向かうと信じています」


とセンチュリー・クラブ・オブ・サンディエゴの会長、トム・ウォーンハムは喜んでいます。


正に最後の最後に現われた「救世主」。王者不在の大会をプレーで盛り上げてくれる救世主も現われるのでしょうか・・・。


Farmers Insurance Group of Companiesとは(Wiki)
ファーマーズ・インシュランス・カリフォルニア・ジャパン・サービス(日本語)はこちら

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