BMW選手権最終日:B.スネデカー、最終ホール4パットでツアー選手権出場逃す!「ゴルフは100%メンタル」

ゴルフって不思議なゲームです。本当に。365日、これを糧に生きている職人たちでさえ、こんなことがあるんですね・・・。


FedEx Cupプレーオフ第3戦「BMW選手権」の最終日、最終組でタイガー・ウッズと回っていたブラント・スネデカー。最終ホールを迎えて、ポイントランキング上位30名に与えられる最終戦「ザ・ツアー選手権」への出場権をほぼ手中にしていたのですが、最後の最後で3オン、4パットのトリプルボギーとして順位を10位タイまで落とし、その1ホールだけでポイントランキングが28位から32位まで落ちてしまい再来週の出場権を逃してしまったのです。


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photo: zimbio.com


タイガーが前日からのリードを更に広げ8打差の優勝が確定して迎えた最終18番ホール。同じ組で回っていたスネデカーは自分との闘いに挑んでいました。


9アンダーでスタートし、前半をイーブンで回り、一時はFedEx Cupポイントランキングが10位まで上がってきていたのです。しかし、10番、13番をボギーとし最終ホールを7アンダーで迎え、そのままパーで終了していれば単独6位、ポイントランキングも28位でフィニッシュしザ・ツアー選手権にも出場できていたのです。


「考えてはいけないことが頭をよぎっていた。最後のボギーパットは集中できていなかった。ザ・ツアー選手権に出場することでそれに付随してくるものを考え始め、やってはいけないことを全てやってしまった」とラウンド後のスネデカー。


18番のティショットをラフに入れ、2打目はグリーンを囲む池の近くに落としたスネデカー。ラウンドレポーターで回っていたロジャー・マルトビーに最新のポイントランキングの状況を聞いたのです。


「僕はパーで上がらないとダメだと思っていたんだけど、彼はボギーでも大丈夫だと言った。その言葉に影響されるべきではなかったし、これで自分がどれだけメンタル的に弱いかが分かりました。しっかり修正してまた来年戻ってきます。


「自分のリズムを保ってパーを取りに行けばよかった。自分の課題がはっきりと見えました。全てはメンタル、ゴルフは100%メンタルです。僕の課題はフィジカルではなく、100%メンタル。来年に向けてメンタルを強化してきます」
とスネデカー。


この18番、スネデカーは3オンすると、4.2メートルのパーパット、続けて90cmのボギーパット、そして極めつけは35cmのダブルボギーパット(35センチ!)を外してしまったのです。「イップスが出てしまった」そうなのです。


「バックナインで幾つかバーディを取っていれば何の心配もなかったはず。でも、この(プレーオフは)均等であることを求め、『ドラマチック』なフィニッシュになるよう導入された。たとえ1メートルもないパットでも、それが何か意味のあるものにするために・・・。僕はその意味のある1メートル弱のパットが距離以上に長いことを証明してしまった」


この結果、一時はポイントランキング10位まで見えていたスネデカーは28位⇒32位に急降下し、トップ30から外れてしまい、その代わりに30位ギリギリで通過したのがオーストラリアのジョン・センデン。一足先にラウンドを終了していたセンデンも17番でダブルボギーを叩き、再来週の出場はほぼ諦めていたようなのです。


「ちょうどカットラインで通過できるなんて・・・面白いスポーツだね」


敗者の涙は勝者の歓喜であり、それがプレーオフ制度の醍醐味でもあるのでしょう。


一昨年の新人王を獲得、その年のビュイック・インビテーショナルでトーレーパインズのコースレコード「61」を叩き出して(優勝はタイガー)一躍注目の若手となったスネデカー。真の実力者に成長し、来年こそは最終戦に残れることを期待して・・・。


■ブラント・スネデカーのクラブセッティング

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