FedEx Cupプレーオフ分析:タイガーが生き残るための机上の計算&シナリオ

"Winning takes care of everything"


「勝てば全てが解決する」


今季に限らず、タイガー・ウッズの口からよく聞く言葉ですね。


ただし、リアルな話をすると今季のタイガーは優勝争いに絡めたのは0回、楽観的な見方をするならマスターズ、全米オープンで首を突っ込んだくらい。最後に優勝したのは昨年11月のオーストラリアン・マスターズ、PGAツアーでは約1年前のBMW選手権。


今週から始まるFedEx Cupプレーオフの4戦は、1戦毎に下位の選手が切られていく過酷なシステム。125名中112位でスタートするタイガーが最終戦(上位30名)まで生き残るためにはまず今週のザ・バークレイズを終了した時点でトップ100位以内に入らなければなりません。


勝てない現状でタイガーが生き残るために今週どのポジションにいなければいけないのか、幾つかの仮説を立てて計算してみました。


現在のポイントランキングと参照しながらご覧いただきたいのですが、まずはFedEx Cupプレーオフのポイント配分が次のようになっています。


■FedEx Cupプレーオフ4戦のポイント配分
順位 ポイント数
1 : 2,500
2 : 1,500
3 : 1,000
4 :  750
5 :  550
6 :  500
7 :  450
8 :  425
9 :  400
10 : 375
11 : 350
12 : 325
13 : 300
14 : 285
15 : 280
16 : 275
17 : 270
18 : 265
19 : 260
20 : 255
21 : 250
22 : 245
23 : 240
24 : 235
25 : 230
26 : 225
27 : 220
28 : 215
29 : 210
30 : 205
31 : 200
32 : 195
33 : 190
34 : 185
35 : 180
36 : 175
37 : 170
38 : 165
39 : 160
40 : 155
41 : 150
42 : 145
43 : 140
44 : 135
45 : 130
46 : 125
47 : 120
48 : 115
49 : 110
50 : 105
51 : 100
52 : 95
53 : 90
54 : 85
55 : 80
56 : 75
57 : 70
58 : 65
59 : 60
60 : 55
61 : 50
62 : 45
63 : 40
64 : 35
65 : 30
66 : 25
67 : 20
68 : 15
69 : 10
70 :  5
71 : 4.9
72 : 4.8
73 : 4.7
74 : 4.6
75 : 4.5
76 : 4.4
77 : 4.3
78 : 4.2
79 : 4.1
80 :  4
81 : 3.9
82 : 3.8
83 : 3.7
84 : 3.6
85 : 3.5


大大大前提として、タイガーからしてみれば、ランキング上位にいる選手がどれだけポイントを稼ごうが関係ないのです。なぜなら最初の3戦を終えて最終戦の前にポイントは順位に応じて一度リセットされます。理論上は最終戦に出場する選手は全員が総合優勝の可能性が残っているので、肝心なのは最初の3戦で上位30名に残ることです。


■シナリオ1:ランキング上位勢が上位を独占した場合


では、まずタイガーが100位以内に入るためには、最低でも現在の100位の選手(ジェフ・マガート)とのポイント差(32)を今週獲得する必要があります。上記ポイント表で言うと64位以内(35ポイント)です。ザ・バークレイズは予選カットもありますが(昨年は上位77名、一昨年は72名)、予選カットライン近辺での争いをしても、計算上次戦に駒を進めることはギリギリ可能なのです。。


ただし、上記の64位以内というのはあくまで「最低」のポイント数です。これは極端な例で、簡単に言うと現在のポイントランキングの上位84名全員がザ・バークレイズでも上位84に入り、且つタイガーが64位以内に入れば2戦目に進出できる、という話です(100位のカットラインが463点で変わらない)。


■シナリオ2:上位、下位が均等に成績を残した場合


言わずもがな、100位以下の選手、またはその付近にいる選手たちも必死でポイントを取りにくるわけで、この463点というカットラインは恐らく上がるでしょう。


そうなると、より現実的なカットラインはどれくらいなのか?ポイント分配表の50位が105点、40位が155点となっています。仮にタイガーが50位でフィニッシュすれば通算の持ち点が536点、現在のランキングで78位に該当します。40位であれば586点、現在のランキングの66位。上位、下位の選手に偏りなくポイントが分配される結果になれば、タイガーにとってはこの40~50位というのが現実的な目安になるのでは・・・。


■シナリオ3:ランキング下位の選手たちが上位を独占した場合


100位のカットラインのポイントが上がれば上がるほどタイガーにとっては苦しくなりますが、仮に最悪の事態を想定したとしても、タイガーにとってはさほど不利な条件にはならないポイント配分システムになっています。


例えば、最も極端な例で、100位の選手から遡って順に1位、2位となった場合、つまり、100位のカットラインが徐々に上がっていた場合、こういう感じになります。


fedexcuppt20100824.JPG


仮にトップ10を100位のジェフ・マガートから91位のアレックス・チェイカまでが順位の逆の順番で入ったとしても(しかも101位以下の選手がポイントを獲得しないという前提)、100位のカットラインは現在ジェリー・ケリーの493ポイントとなり、これを越えるにはタイガー(431ポイント)は62ポイント以上、つまり順位で言うと58位以上に入れば良いのです。地球がひっくり返ってもありえそうにない話ですが、万が一、30位までの上位が同じように100位から順位の逆の順番で入ったとしても、100位のカットラインは現在のジャスティン・レナードの556ポイント、つまりタイガーが追いつくためには125ポイント、46位に入れば追いつくのです。


ただし、タイガーにとって一番怖いシナリオは100位のカットラインが上がり(100位以上の選手が上位に入る)、且つ100位以下の選手たちがここぞとばかりに奮起して更にカットラインが上がっていった場合でしょう。


つまりタイガーが好成績を残したとしても、100位前後の選手がこぞってそれ以上または同等に良いスコアで上がってきた場合はお手上げ状態になります。


これは究極の机上の空論でありますが、最悪のシナリオは想定しておくべきでしょう。


これだけ数字を並べて分析をしながらも、最終的には


「Winning takes care of everything」


なんですが!w 勝てばいいんだ!

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