FedEx Cupプレーオフの第2戦「ドイツバンク選手権」はなんともあっけないエンディング。というより、ビジェイ・シンの強さだけが目立った日になった。
最終日を迎えて上位に強豪がひしめいていて、混戦を予想させたが終わってみればビジェイが大会新記録となる22アンダーで2位以下に5打差をつけて圧勝。2位には前日単独首位だったマイク・ウィアが踏ん張り、3位は14アンダーでアーニー・エルスとカミロ・ビジェガスが入った。日本の今田竜二は1打スコアを落として13位タイに終わった。
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photo: golfweek.com
それにしてもビジェイは強すぎた。ここ5週間で3勝目、しかもこのドイツバンク選手権最終日ではロースコアとなる8アンダー「63」で回った。この大会、初日、2日目はロースコアが出ていたものの、乾燥し始めたコースのおかげで最終日の平均スコアはオーバーパー。そんな中、ビジェイがいつの間にか独走していた。
この日、ビジェイを優勝に導いたのは間違いなく彼のパッティングだった。つい数週間前までは、「1メートルのパットが入る気がしない」と言っていた同じ男だとは思えないようなタッチを見せた。この日、13番で10メートルのバーディパットでリードを3打差に広げると、14番では18メートル、17番ではまたしても10メートルのロングパットを沈めて勝負を決めた。この日要したパット数はわずか23回。
先週のザ・バークレイズでは72ホール目でも超ロングパットを決めてセルヒオ・ガルシアとのプレーオフに持ち込んだ。「俺がベストパッターだと信じてプレーした結果」と振り返ったビジェイ。同じ気持ちが連勝に導いたのだろう。
このドイツバンク選手権は毎年金曜日から月曜日までの大会となっている。というのも月曜日がアメリカの「レーバーデイ(労働者の日)」にあたるからだ。日本でいうところの「勤労感謝の日」という説もある。PGAツアーで最も練習量が多いことで知られるビジェイが、「勤労感謝」の日に優勝したというのも、どこか象徴的でよかったのではないかと思う。
これでFedEx Cupポイントランキングでも首位を独走。2位のガルシアに12000ポイント以上の差を付けている。3位には単独2位に入ったウィアが急浮上。それでもビジェイは最終戦のツアー選手権に出場しなくても総合優勝できてしまうのではないか・・・。最後まで盛り上がってもらうためにはガルシア、ウィアに頑張ってもらうしかないのかもしれない。

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