トム・ワトソン、全米シニアOPではなく「グリーンブライアー」に出場する理由

今週、トム・ワトソンがシニアメジャー最終戦「全米シニアオープン」をパスしてPGAツアー「グリーンブライアークラシック」の方に出場すると聞いて「なぜ?!」と思った方も多いのでは・・・。なぜシニアのメジャーを捨ててまで、(言葉は悪いが)PGAツアーの「普通」の試合に出てくるの?


ワトソンらしい理由があるようです。

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photo: zimbio.com


昨年のこの時期にも紹介しましたが、グリーンブライアーはアメリカの歴代大統領も頻繁に訪れる「アメリカのリゾート地」としても知られている伝統あるコース。そのオーナー、ジム・ジャスティスとワトソンは古い付き合いで、昨年、初めて開催された同大会には欠場。既に同じ週の全米シニアオープン出場を予定していたため、「来年は出場する」と約束していたとか。


年が変わって、今年5月のメジャー第2戦「全米シニアプロ」を優勝したワトソン。シニアツアーを代表する選手の一人として、残りのメジャーに出場する、、、というのが自然の流れですが、


「(ジャスティス)の名誉のために言っておくと、(5月の)全米シニアプロを勝った後電話があって、『プレッシャーはかけたくない。全米シニアオープンがどれだけ意味のある大会か分かっているから、そちらに行ってくれ』と言われた。私の返事はシンプルだった。『ジム、私はあなたと約束した。変えるつもりはない』と言ったんだ」


とワトソン。


ワトソンとジャスティス氏の関係は1979年まで遡り、その年同コースで開催されていたライダーカップに出場していたワトソンは、大会中に妻が出産間近だという連絡が入ったのだとか。困ったワトソンを見かねたジャスティス氏は、急遽会社が保有するプライベートジェットでワトソンを自宅まで送り、出産に間に合わせたそうなのです。元々グリーンブライアーのコースにほれ込んでいたワトソンは、それ以来30年以上、毎年スポンサーを接待するコースとして使っていて同クラブの「名誉プロ(pro emeritus)」の称号を与えられています。


感謝の気持ちで一杯のジャスティス氏は、


「ワトソンはここに来ると言い、議論にもならなかった」


と言っています。


友人の大会を盛り上げるために勝つチャンスのあるシニアツアーをパス。


ワトソンの人柄が伝わってくるエピソードですね。

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