グリーンブライヤー・クラシック初日:エリック・コンプトンのデカ過ぎる「ハート」に感服!

今週は全英リコー女子オープンに集中したいところなのですが、PGAツアーもレギュラーシーズン大詰めに迫っていて、しかも今週は今年から初開催の「グリーンブライヤー・クラシック」。ジム・フューリックがここで優勝すればアーニー・エルスを抜いてFedEx Cupポイントトップになるなど話題は満載。


しかし、初日の話題はトップタイに立ったエリック・コンプトン。はい、あの人です。

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photo: zimbio.com


グリーンブライヤー・クラシック初日、7アンダーでトップタイに立っているのはエリック・コンプトン、30歳。これまでに2度の心臓移植手術を受けながら、奇跡的に生き延び、更にPGAツアーの第一線にチャレンジし続ける男。今年の全米オープンにも予選会を突破して出場し話題になりました。


コンプトンの心臓移植に関する詳細はこちら


今季はPGAツアー6試合に出場し、ベストフィニッシュがベイヒルでの30位タイ。ツアーカードは持っていないため、出場できる試合が限られていて主にスポンサーの招待枠でなんとか賞金を稼ごうと頑張っています。今大会も招待枠出場ですが、初日から9バーディ、2ボギーと飛ばしています。2番ホールではボールに泥がついていて2打目をミスしボギー、3番も3パットをしていきなり2オーバースタートとなったのですが、そこから9つのバーディ。PGAツアーの大会で初日トップに立ったのはもちろん初めて。


コンプトンの弱点はやはりスタミナ。心臓に負荷がかかってしまう「起伏の激しい」コースではどうしても3、4日目に失速してしまっていました。全米オープンでは初日77も、2日目に「81」の大叩き。このホワイト・オールドコースは山岳コースですが比較的フラットなセッティングで、


「頑張り続ければいつかはいい結果が待っていると思ってプレーをしている」


と言っています。


今週、コンプトンにとって更なるモチベーションになっていることがあるようです。今週からキャディを務めているのが友人のビクター・ビルスグーク。コンプトンが2005年モロッコで開催された「ハッサン2世ゴルフトロフィー」を優勝した際にバッグを担いでいたのがブリスグーグの兄だったのです。そしてビクターは今クオリファイングスクールを受けるために特訓中のいわば研修生。


「彼がQスクールに行けるように、今週はなるべく多くバーディを取って稼げるよう頑張る」


とコンプトン。


「彼(ビクター)はQスクールの準備をしなければならない。プロになったばかりで、俺とプレーする時はいつもプレッシャーをかけてくる。彼がこういう経験をすることで、ツアーでプレーしている選手たちがどれだけのレベルなのか自分の目で見れる。


「彼にも俺を追いかけてきて欲しいし、俺も彼のようなパワーがあればもっといい成績を残せていたと思う。ただ、今日のようなラウンドを間近で見れたことは彼にとってもいい勉強になったんじゃないかな。・・・何か特別なことをしなければいけないわけではない。的確にグリーンに乗せて、そこから踏ん張っていくだけ」


と語っています。


自らツアーカードを持っていないのにも関わらず、友人の経験のためにバッグを担がせてあげる。そして彼がQスクールに行けるために賞金を稼ぎたい・・・。


命の尊さを知っているからこそ、自分の周りに恩返しをしていこうと思っているのでしょう。


感動した!お金があったらスポンサーになりたいけど、引き続きGet in the Hole!はエリック・コンプトンを応援し続けます。

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