先日書いたベネズエラ初のPGAツアープロ、ジョナサン・ベガス初優勝の件。「ボブホープ・クラシック」での優勝後、ベガスは
「チャベス大統領と会って(ゴルフが)エリートスポーツではないことを直訴したい」
と言っていました。このコメントを聞いてか、大統領が声明文を発表したようです。

photo: 47 News(右の方、懐かしいですね...)
ベガスの優勝を聞いたチャベス大統領は25日、全国民に向けてのテレビ演説でベガスを祝福。さらに、
「私はゴルフの敵ではない。私はどのスポーツの敵ではない。
「カラカスに住む一握りの富裕層の人間がまともに住まいもない地域の隣にゴルフ場を保有している。その事実を非難してきただけだ」
と言い、これまで「ゴルフ=エリートスポーツ」、乗用カートを使う「怠け者のスポーツ」という表現だけが一人歩きして誤解を招いていると付け加えたとのこと。
さらに、
「私は嬉しい。ジョナサン・ベガスの勝利を祝おうではないか。彼は『グリンゴ(アメリカ人)』を倒した、よくやった!...ベネズエラの誇りだ!さらに彼は黒人だ。オバマのように。少し薄いだけだ」
と、一国の代表が口にする言葉とは思えないような表現も交えながらの祝辞を挙げています。また、直接お祝いの言葉を述べるためにベガスに連絡を取ろうとしているそうです。
先日のエントリーにも書きましたが、ベネズエラの国民的スポーツは「野球」。ベネズエラに初めて野球が紹介されたのはアメリカの石油業者進出がきっかけ。チャベス大統領が避難し、国策として閉鎖しているゴルフ場も同じく石油業者によって保有・運営されていたものだったとか。ゴルフ場になっている土地を貧しい国民の住居に充てるべき、と大統領は主張しています。
さすがスーパー左翼、いや、単に反米感情が強いだけなのか、このご時世に肌の色を比較してどうこう言う政治家はこの人とあの人くらいなのではないでしょうか...。
めでたいメッセージもめでたく聞こえなくなってしまいますね。頑張れベガス!頑張れベネズエラ!
