究極の選択:MVPはタイガー or ハリントン?

パドレイグ・ハリントン全米プロ選手権優勝で、いま米ゴルフ界はこの話題で盛り上がっている。


年間最優秀選手はタイガー?それともハリントン?

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photo: espn.com


ご存知の通り、タイガー・ウッズ全米オープンを優勝後、膝の再手術を受け現在は療養中で今季の残りは欠場。今年の通算成績は6戦して4勝、マスターズでの2位、そしてWGC CA選手権での5位と全てトップ10入り。全米オープン以来出場していないのにも関わらず、依然、賞金ランキング、FedEx Cupポイントのランキングでは首位に立っている。


骨折しながらも優勝した全米オープンでのあの勇姿が年間4勝目。過去12年で10回のMVPに選ばれているタイガー。あの時点では誰もがタイガーの11度目の受賞を疑わなかっただろう。


そこに現れたのがハリントンだ。


全英オープン全米プロ選手権とメジャーと連覇。これはタイガーを含め、史上たった4人目の快挙、欧州出身選手としては史上初の快挙となった。今年は12戦して2勝、3位1回を含めトップ10入りが6回。ワールドランキングも3位まで上がってきた。まだFedEx Cupの4戦も残っている。その結果次第では、今年の総合チャンピオンの可能性も残っている。


そして、早くもこの段階で議論されているのが、


4勝のタイガーか、それともメジャー連勝のハリントンか...。


究極の選択だと思う。どちらにも言い分はある。客観的に見て、タイガーの全米オープンでの優勝は素晴らしい内容だったし、6戦して4回も優勝している事実はすごいの一言。反対に、ハリントンもメジャー大会を連勝していて、マスターズでも5位タイに入っている。


米ESPN.comが開始している掲示板でも様々な意見が飛んでいるが、全体的にハリントンの快挙を評価する声が多い。専門家の意見の中には、「1年間を通して」最も活躍した選手が称されるべきだ、と述べる者もいれば、「ハリントンはタイガーがいないメジャーで連勝しただけ」と、「たられば」を並べる人もいる。


タイガーか、ハリントンか...。この議論はハリントンがあと1勝でもすれば静まり返るのだろうが、今は確固たる決定打がない。故に盛り上がる。


しかし、肝心なポイントが一つある。それは実際にMVPを決める投票をするのは「PGAツアー会員」であり、タイガー、ハリントンと共にプレーしている選手たちなのだ。この事実をネタにひねくれた見方をする専門家もいて、「いざ選手たちが投票する時に、ここ12年間、彼ら自身の飯代を稼いでくれた選手に欺くと思うか?」と、この選手投票のシステムがタイガー有利に働くという声もある。タイガーがゴルフ界を変えて、それに伴うスポンサー契約や大会での賞金総額の増額があったのは事実だ。


だが、僕個人としては、2008年のプレー以外での外的要因に判断を委ねてほしくない。タイガーは歴史的なプレーヤーであることは間違いないが、本当に冷静に考えてみると、ハリントンのメジャー連勝は立派すぎる快挙だし、その事実だけで僕が選手ならハリントンに清き一票を入れたいと思う。


果たしてどうなる、この議論・・・。これでフィル・ミケルソンがFedEx Cupのプレーオフ4戦を2勝して、年間チャンピオンなんかになった日には、大変なことになりそうだ...。ありえる話だから、更に怖い...。

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