世界中のゴルファーが最も憧れるコースの一つ、リビエラCCで開幕した「ノーザントラスト・オープン」。かつてはロサンゼルス・オープン、ニッサン・オープンの名で開催されていた大会で、ノーザントラストの冠で行われるのは今年で3回目。
ノーザントラストに大会名が変わった過去2年はフィル・ミケルソンがベテランの強さを見せつけ連覇。しかし、今年は初日から若い世代の選手たちが好スタートを切っています。
その中に石川遼もいます。

photo: zimbio.com
初日、暫定首位に立ったのはツアー屈指の飛ばし屋の一人、ダスティン・ジョンソン。7バーディ、ノーボギーの完璧な内容。2位タイには6アンダーで南米の若武者アンドレ・ロメロとケビン・スタドラーが並んでいます。スタドラーの父はマスターズチャンピオンでもあるクレイグ・スタドラー。先々週のボブ・ホープ・クラシックのビル&ジェイ・ハース親子に続けとばかり、今年は「2世」ゴルファーが目覚める年になるのか・・・。
更に1打差の4位タイには昨年の全米オープンでは2位タイに入りアッと言わせたリッキー・バーンズ、そして今年に入って連続トップ10入りしているブラント・スネデカーが並んでいます。
石川遼は終盤崩れそうになるも何とかパーを拾って通算3アンダー、暫定9位タイとこれまでの海外の試合では最高位となるスタート。ミケルソンは72、1オーバーの暫定83位タイと大きく出遅れ、3連覇に黄信号。先週の覇者ベン・クレイン、今田竜二は揃って2オーバー、暫定102位スタートとこちらも苦しい初日となりました。
この試合で上位を占めている選手たちに共通するのは「若さ」。
・ダスティン・ジョンソン:25
・アンドレ・ロメロ:27
・ケビン・スタドラー:29
・リッキー・バーンズ:28
・ブラント・スネデカー:29
・石川遼:19
ビジェイ・シン、スティーブ・ストリッカー、ケニー・ペリーらに象徴されるように、近年、PGAツアーで「おじさん」世代の活躍が一つのトレンドでもあります。トレーニングメソッドの進化やギアの技術開発の発展で選手寿命が伸び、ペリーのように40代後半からピークを迎えている選手もいます。
それに加えてタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソンの2大柱がいるおかげで、今の20台の選手たちで飛びぬけて実績を残している選手は多くありません。現に、30歳以下でPGAツアーで複数回優勝している選手は6名しかいません(ジョンソン、J.B.ホームズ、D.J.トレハン、ショーン・オヘア、アンソニー・キム、ニック・ワトニー)。
そのようなトレンドの中、伝統ある一戦で20代の選手が上位を独占しているのはツアーにとっては明るい材料でしょう。更に、石川やロメロのような海外からの選手の活躍はツアーの「国際色」をアピールできる絶好のチャンス。まだ初日を終えたばかりなので月曜日の朝になってどうなっているかは分かりませんが、若い力が爆発してくれることを期待したいですね。

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