PGAツアー初、ラウンド中にTwitterで呟いてしまってルール違反!(そして怒られた)

最近、日本でもゴルフのプレーだけではなく観戦する時のマナーが注目され始めていますよね。マナーを守らなければいけないのはなにもギャラリーだけの話ではありません。海の向こうアメリカのPGAツアーでは、なんと、ラウンド中に携帯電話を使ってTwitterで呟き、それがバレてしまって協会から警告を食らった選手が登場したそうなのです。


ファンとのコミュニケーションツールとして選手の間でも広がりつつあるTwitterやネット(モバイル)のSNSサービス。ファンを獲得するためにルールを犠牲にするのか、それとも従来の通りルールを守るためにファン層の拡大を犠牲にするのか・・・今後、日本でも起き得ることでもあり、ちょっと考えさせられるハプニングでした。

今回、話題の中心になっているのはパーカー・マクラクリン選手。以前、彼の自虐的な呟きを紹介しましたが、マクラクリンは週に2、3回程度Twitterを更新しています。スチュワート・シンクジョン・デイリーなどと比べると、さほどヘビーユーザーではありません。


マクラクリンは先週のFrys.comオープン最終日のラウンド中、前の組が詰まりティグラウンドで待たされている際、携帯電話を取り出して次のようなメッセージをTwitterに投稿したのです。


parkermclachlin1028.JPG
via Twitter@Parker McLachlin


Just made birdie on 4. Waiting on 5th tee. First tweet during a tourney round. Don't want to get too used to this!


4番でバーディ。5番のティグラウンドで待機中。大会中に呟くのは初めて。あまりやり慣れたくはないものだけどね!


と書き込んだのです。


翌日の月曜日、PGAツアー取締役副社長のリック・ジョージはマクラクリンに電話をかけ、彼が「大会ラウンド中に電子機器を使用したこと」はPGAツアーのルール違反だということを忠告したそうなのです。しかし、マクラクリンによると、今回の件で罰則は下されていないとのこと。


「日曜日のラウンドは、バックナインでは結構待たされていたんだ。一緒に回っていた(ブラッド・ファクソン、グレン・デイ)は携帯でアメフトの試合の結果をチェックしていて、ギャラリーの中の誰かが『お前はTwitter更新しなよ!』と叫んだんだ。良いアイデアだと思ってやってしまった。あまり深くは考えなかった」


とマクラクリン。一方、マクラクリンにお説教をしたジョージは、


「個人の選手に対する処分は公表していません。彼とは携帯電話使用とPGAツアーのルールについて話し合ったまでだ」


と処分に関しては言及していません。きっとPGAツアーも前代未聞のことだったため、厳しい処分は不適切と判断したのでしょう。ちなみに、USGAやR&Aが主催の試合では、選手の競技中の電子機器使用は認められているのです。


今回の事件は大事になりませんでしたが、今後はこの電子機器使用ルールの見直しがあってもおかしくないでしょう。PGAツアーだけに限らず、日本のツアーでも、選手たちが自主的にファンとコミュニケーションを取り、それが結果としてゴルフファン層の拡大に繋がっているのは事実。そのコミュニケーションの手法がTwitterなどの普及によってこれまで以上に簡単になってきているのです。大会を運営する側にとっては、このような形でファンベースが拡大していくのは願ったり叶ったりのはず。


そんな情報過多時代にゴルフのルールは変わるべきなのでしょうか?それとも流されるべきではないのでしょうか?


昨今の石川遼を取り巻く環境を見ている限り、「反対派」の方が多いでしょう。そして、皆さんそれぞれ思うところは違うでしょう。ただ、個人的には、出場している選手がライブで心の声を聞かせてくれるのは非常に面白いと思うし、これまでになかった体験がネット(モバイル)を経由してできる・・・これは革新的だと思います。


いずれにしろ、従来の「メディア」の在り方が変わってきているのは間違いなく、今後もこのような動きは注目してみたいな、と。


最後に、


「競技中の携帯電話制限がこれほど大事だったとは思いませんでした。練習ラウンドや練習場ではいつも携帯で連絡を取っています。携帯電話の普及は止められません。LPGAの(元)コミッショナー(キャロライン・ビベンス)は選手にTwitterを使うことを勧めていて、またスチュワート・シンクは頻繁にTwitterを使っていて・・・私の認識では前向きな試みなのかと思っていました。使うことが誤っているとは思っていませんでした。


「ひょっとすると、これから変わっていくルールの一つなのかもしれません。今日現在ではもちろんPGAツアーのルール違反ですが、10年後は競技中の携帯電話使用がきっかけでツアーの認知度が高まり、ラウンド中のインタラクティブな観戦を促す手法になっているかもしれませんしね」


とマクラクリンは言っています。


闇雲に「やればいい」という問題ではなく、例えば使用できる回数、時間、サイトなど、ある程度のルールを基にこういった新たな試みを取り入れていくのがいいのではないか、と個人的には思います。


選手もファンも嫌な思いをしないために、「ルール」が大前提にあるということに変わりはありません。


パーカー・マクラクリンのTwitter
Get in the Hole!のTwitter

PR

Access Ranking

Golf-aholic.com