金融ショック?不景気?PGAツアー、「うちは解雇しませんよ」

昨今、アメリカではいつリストラを通告されるか不安な毎日を過ごしている人も多いはず。GM、クライスラーが公的資金で救われる可能性が出てきたものの、自動車業界のリストラが業種を問わず雇用に与えるダメージはかなり大きいという話も出ている中で、そのビッグ3をビッグクライアントとして抱える米国PGAツアーが最近発表した雇用計画は「現状維持」とのこと。


アメリカの4大スポーツのどれもがバッサバサと人を切っている中で、PGAツアーの台所事情は少々違うようです。

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photo: pgatour.com


先週の「シェブロン・ワールド・チャレンジ」の主賓であるタイガー・ウッズと会食をした後、PGAツアー会長のティム・フィンチェムは記者団に向かい「現時点では、人員削減は免れている」と公言。「我々のストラテジーは、『人』をよく分析することだ。もし、この2つの仕事に共通点があり、それを合併させることが有効的なのであれば、それは実践する。すぐさま『じゃー、10%の人員削減しよう』と言うことはない」


「資金面の基盤は安定している」と言うフィンチェムは、ツアースタッフの旅費、経費削減などを実施し、今年は約3億円(300万ドル)を準備金に回すことができたと主張した。これだけ大手企業が大打撃を食らっている中で「黒字確保」できる理由は、大抵のスポンサーとの契約を複数年に渡って結んでいるためで、最近の株式市場のように突然ある年に牙城が崩れることがない。例えば、来年のツアー全体の大会賞金額は今年より若干のプラスが予想できている。今回のような金融ショックが起きても予め安定している理由がそこにある。


それでもフィンチェムは来季に向けてふんどしを締めなおしている。選手や選手をサポートするエージェントに向けたビデオメッセージを作成し、来年も数試合多くプレーしてもらうよう、スポンサーが出資した金額の元を取ったと思ってもらえるような姿勢を忘れないで欲しいと訴えた。「訴えた」というよりは、この危機的現状での「リマインド」だったのだろう。


「我々も打撃を受ける時は来る。それは間違いない。その打撃の程度の問題で、これまでのように公的な役割を担いながら、チャリティの基盤が崩れてしまうほどでないことを祈っている」とフィンチェム。


果たしてどこまで「好景気」は続くのだろうか...。来年タイガーが戻ってくるとは言え、PGAツアー内でも沸々と危機感を感じている人も多いのではないだろうか。

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