ビュイック・オープン:ペリー時代の到来?

全米女子オープン」でにぎわっていた先週のゴルフ界。会場のミネソタ州から東に数時間、ミシガン州のウォーウィックヒルズG&CCでは男子ツアーの熾烈な争いが繰り広げられていた。奇しくも全米女子オープンで最年少優勝者が誕生していた時、PGAツアーでは大会最年長優勝者が生まれていた。

「ビュイック・オープン」最終日、首位と3打差でスタートしたケニー・ペリー、47歳。この日、6アンダーで回り1打差で今季2勝目を挙げた。FedEx Cupポイントランキングも、一気にタイガー・ウッズフィル・ミケルソンに次いで3位に上昇した。


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photo: pgatour.com


この勝利でペリーの個人目標であった「ライダーカップ」米国チームへの選出がほぼ確定的となった。ライダーカップにこだわる理由がある。今年の米国VS欧州の戦いはペリーの地元ケンタッキー州、バルハラGCで開催され、しかもそのコースで開催された1996年の全米プロ選手権でマーク・ブルックスにプレーオフで破れた。地元で、親の前で晴れ舞台を見せたい・・・「あの場所に戻る必要があると思っている。自分のキャリアの最後に、あの場所に戻りたい」と語るペリー。誰にも勝るライダーカップへの意気込みがビュイック・オープンの優勝を引き寄せたのだろう。


「運」までも味方につけていた。首位を走っていたウッディー・オースティンが17、18番で連続ボギーとして土壇場で脱落。また、初優勝を狙う「飛ばし屋」ババ・ワトソンも18番のバーディパットをあと一転がり足りず。ペリーは40代に入ってから8勝目、全米女子オープンで最年少優勝が決まったかと思ったら、こちらは歴史ある大会で最年長優勝記録が樹立されていた。


ビュイック・オープン最終日のハイライトはこちら


「今年はタイガーもいないわけだし、俺のようなおじさんにとってはFedEx Cupの賞金を少しでも稼げるチャンスなんだ」と冗談交じりに言ったペリー。


どこまで続くペリーの勢い・・・。彼は全英オープンの週に開催されるPGAツアー大会「USバンクチャンピオンシップ」の歴代優勝者で、全英をスキップして規模の小さい大会に出場することを表明している。ライダーカップ選出がかかっていても「年初に出場をコミットした。約束したことを守るのは俺のポリシー」と明言。アツい男です。全米プロの最終日(日曜日)に48歳になるペリー。今年はタイガー不在で、「おじさん」活躍の年になりそうだ。


今年、「ザ・メモリアル」を優勝した後、ペリーについて紹介したが、長年、そのパンチ力のあるショットで知られている。彼のキャディバッグの中身を紹介しておこう。


ドライバー:TaylorMade ツアー バーナー (9°)
フェアウェイウッド:TaylorMade バーナー TP (15°、17.5°)
アイアン:TaylorMade r7 (3〜PW)
ウェッジ:TaylorMade Z TP (54°)/Cleveland CG14 (60°)
パター:Ping G2i Craz-E
ボール:Titleist ProV1x


テーラーメイドの選手でありながら、ウェッジはクリーブランドCG14が入っている。ビュイック・オープンの優勝を引き寄せたバンカーからのチップインイーグルもこの一本から生まれたのか・・・。


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そしてパターは今人気のロッサモンザコルザではなく、ピンG2i。シュールだ。


ペリーの念願だったライダーカップのみならず、今年はまだまだPGAツアーで「おじさん」旋風を巻き起こしてくれそうだ。

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