白血病を乗り越え、名物16番ホールを歓声の渦に変えたジャロッド・ライル[動画あり]

ついに出ました!今週のPGAツアー「ウェストマネジメント・フェニックスオープン」、第2ラウンドの16番ホール、オーストラリアのジャロッド・ライルがエースを達成。


観客よりも本人が一番驚いていたようです。

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via YouTube


この日の「Green Out」に合わせて緑一色のウェアで現れたライル。150ヤードを8番アイアンで打ち、2度大きく跳ねてそのまま吸い込まれるように入っていきました。


まずはその瞬間をどうぞ。



興奮のあまり放送禁止用語もしっかりとカメラマイクに拾われてしまっているようですw


「(打つ前から)いつものようにギャラリーはうるさかった。これがプロとして初のホールインワン。エースを決めるのにこれ以上の場所はないだろう。・・・観客にも後押しされて、俺も観客を盛り上げようと必死だった。信じられない気分だった。


「最初は打ちすぎたと思ったけど、1回、2回とバウンスした時にひょっとしたら近いところまで行くのでは、と。そしたらいきなり消えたから、『おい!入っちゃったよ!』って気分だった。叫びまくってしまったし、その中でいけない言葉をポロリしてしまったかもしれない。興奮しすぎて1メートルくらい前にカメラがいるのに気付かず、『F爆弾』を落としてしまった。来週は(PGAツアーから)ロッカーに注意文書が届いてるかもね」


と振り返っています。F爆弾はよろしいものではないですが、この場面で出てしまうのは仕方ないような気もします。(→同じF爆弾でもこちらは別ものですね)


これでTPCスコッツデール16番ホールでのエースは9年ぶり、史上8回目。


 ージャロッド・ライル(2011年)
 ーマイク・スポーサ(2002年)
 ースティーブ・ストリッカー(1999年)
 ータイガー・ウッズ(1999年)
 ージェイ・デルシング(1991年)
 ーデビッド・エドワーズ(1990年)
 ーブラッド・ブライアント(1990年)
 ーハル・サットン(1988年)


このライルという選手、愛嬌たっぷりなぽっちゃり体型と童顔ですが、正直、あまり知られている選手ではないですよね。オーストラリア出身の29歳(今年30歳)で、調べてみると17歳の頃、「急性骨髄(性)白血病」にかかり、9ヶ月間化学療法で寝たきりの生活を余儀なくされたのだとか。その時、入院にしていたロイヤル・チルドレンズ・ホスピタルを訪れたのがロバート・アレンビー。子供たちのガン研究のためのチャリティ「チャレンジ基金」のパトロンでもあるアレンビーは病院を訪れてはライルを励まし続けたのだとか。


「ロバート・アレンビーとは、俺がロイヤル・チルドレンズ・ホスピタルにいる頃に知り合いになり、仲良くさせてもらっている。彼は往訪し、横に座ってゴルフの話を聞かせてくれた。俺にとっては最高のメンター(相談相手)だ」


とライル。化学療法後、18ホール歩ける体力が戻るまでに12ヶ月を要しましたが、5年間通院して無事に普通の生活に戻ることができたのだとか。そして2004年にプロ転向。近年はPGAツアーでプレーするも目立った活躍はなく、昨年はネイションワイドを主戦場にしてQスクールで今季の出場権を獲得してきました。


いろんなドラマがあるものですね。きっとアレンビーもどこかで自分のことのように喜んでいることでしょう。


どうでもいいのですが、このライル、見るからに人がよさそうで、愛嬌もありそうで、好き嫌いがなさそうで、「いい人」の典型にしか見えない・・・のですが、


彼のプロフィールの写真を見ていると、


もうこの人にしか見えなくなってきてしまいました・・・


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おめでとう、ライル!

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