先週のバレロテキサス・オープンで18ヶ月ぶりの勝利を飾った昨年のマスターズチャンピオン、ザック・ジョンソン。今年はトップ10がWGC-CA選手権での9位のみと、昨年2勝した勢いは影を潜めていた。FedEx Cupプレーオフも初戦のみに出場し、2戦目以降に進出するためのポイントが足らずに苦汁をなめた。
個人的には、PGAツアーのHPで流れるFootjoyのCMで毎日ように見ていたので、あまり「消えた」感はなかったが、言われてみると今年トーナメントではあまり名前を聞かくなったな...と。
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photo: pgatour.com
「この勝利は彼らに奉げます。彼らは僕にとってかけがえのない存在。どんな時でもサポートしてくれる。だから、この1勝は彼らに奉げます」と優勝後、ジョンソンは語った。
ジョンソンが言う「彼ら」は地元アイオワの人々だ。今年5、6月に地元のアイオワ州全域を襲ったトルネードにより、多くの人は家も財産も失った。思わず目を疑ってしまうような暴風の被害の跡は、きっと遠くで戦うジョンソンの心にも深い傷を負わせたのだろう。
これが、そのトルネードの映像です。
この後、ジョンソンは9月下旬にアイオワ大学のホームコースで、クリス・ディマルコ、トッド・ハミルトンらの協力を得て、チャリティイベントを開催している。もちろん、集まった募金は全て地元の人たちの復興に充てられた。
史上最高スコア(1オーバー)で勝ったマスターズは感動的なシーンだった。追いすがるタイガー・ウッズ、レティーフ・グーセン、ローリー・サバティーニを振り切り、2年間優勝から遠のいていた苦労人が悲願の初メジャー。高校、大学、プロと、決して第1戦級の選手としては認めてもらえず、それでもプロで食べていく道を選んだ。一時は資金繰りに困り、地元の保険会社(aegon社)が救いの手を差し伸べた。彼の活躍は「地元」なくしては語れないのだろう。
■マスターズ2007年、ザック・ジョンソン最高の寄せ
FedEx Cupプレーオフに出られなかったおかげで、この大会まで7週間の準備期間ができた。そして、見事に災難となった年に、地元のために一花咲かせることができた。逆に、今年の災難は、ジョンソンをひと回りもふた回りも大きくしたのかもしれない。
おめでとう、ザック!そして、アイオワの一刻も早い復興を祈って。

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