ロリー・サバティーニもミケルソンにエール!「ゴルフ=紳士」を改めて考える

先日、ジョン・デイリーが海の向こうからフィル&エイミー・ミケルソンにエールを送ったとお伝えしましたが、アメリカのPGAツアーでもその動きは続いているようです。


HPバイロン・ネルソン・クラシック最終日。2日目から上位に進出し、そのまま逃げ切り優勝したのはロリー・サバティーニ。彼もミケルソン家に伝えたいことがあったようです・・・。

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photo: pgatour.com


2年ぶりにPGAツアー優勝を果たしたロリー・サバティーニ。これまで、メディアを介してタイガー・バッシングをしてみたり、スロープレーヤーのベン・クレインと同組になった時はプレーイングパートナーを置き去りにして自分だけ次のホールに進んでティショットを打ってみたり、ドクロ柄のベルトを付けてみたりと、何かと問題児のイメージが強かった選手です。


この日、そんなイメージも少し変わってしまいました。デイリー同様、ミケルソンの妻を思いピンクのシャツ、そしてキャップにはピンクリボンを付けてのラウンド。


しかも、優勝がかかった土曜日の夜、妻のエイミーさんと一緒に他の選手や観客につけてもらうためのピンクリボンを作っていたそうなのです。


確かに、多くの選手がこの日キャップに付けていました...。


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photos: pgatour.com


サバティーニにとって、この勝利は大きなターニングポイントになったようです。優勝後のインタビューで、エイミー夫人がサバティーニに「あの人のことを話したら」と切り出したところから始まったそうなのですが、サバティーニ自身も旧友(44歳)が「ホジキンリンパ腫」の病を抱えていて、「骨と皮だけ・・・85歳くらいに見えるくらい」の症状なのだとか。そんな友人に生き続ける勇気を与えたい・・・そんな勝利だったようです。


そして、そのインタビューの中で非常に印象に残ることを言っていました。


「こうやって僕らが毎週毎週やっていることが何のためなのか、少し総体的に見ることができる。(友人が病にかかっていることは)とても辛い。近い人がそんなことになっているのを見ているのは辛い。だから、フィルとエイミー・ミケルソンが今送っている毎日のことを考えると・・・僕は幸いにも最も近くにいる家族がそのようなことにはなったことがない。アトランタの友人がなんとか生き延びてくれることを祈っている」


これが「優勝」というプロにとっては最高の晴れ舞台の直後に出てきた言葉だけに、より一層の意味があるような気がします。


特にゴルファーは(ましてやプロレベルになると)、シャフトがほんの少し硬いだとか、ライ角を1ミリ削っただとか、傍から見てるとどうでもいいようなディテールに拘る人種だと思うんです。1打スコアを縮めるための努力は惜しまないし、それが勝負の世界に生きる人たちの生き様であるべきだと思うんです。故に、ゴルフは「木を見て森が見えなくなりやすい」スポーツなんじゃないか、と。


でも、今回のミケルソンというスーパースターに起きた不幸、そして彼が無期限で試合に出ないことを明言したことで、世の多くのゴルファーはふと気付いたことがあるのかと・・・。


もっと大事なものがあるじゃないか、と。


元来、ゴルフは「紳士」のスポーツであり、スコアやスイング云々よりもゴルフコースという場所で人と人が繋がり、その関係がコースを離れても続いていくもの。


ゴルフというスポーツだからこそ気付かせてくれたそんな大きなモノが、今ゴルフ界の中で広がりつつあるような気がしてなりません。


言葉にすると臭いですが、プロが「無償の愛」に改めて気付き、それを見た無数のアマチュアやゴルフファンが何かを感じ取り・・・そうやってゴルフという文化が育っていって欲しいと思います。


Get in the Hole!でも少しアクションを起こしたいと思います。こちらは後日、発表いたします。


ちょっと感慨深いエントリーを書きながら思ったこと。


先日生まれて初めて130台を叩いた自分を(少しだけ)許してあげようと思いましたw

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