タイガー告白「左膝は10年以上痛みあった」

今週のPGAツアーは昨年新設されたタイガー・ウッズ主催の「AT&Tナショナル」。目玉となるべきタイガーの不在、フィル・ミケルソンジェフ・オギルビーらトッププレーヤーたちも全英オープンに向けての帳尻合わせで欠場。

しかも、主賓であるタイガーは観戦にすら来れないとなれば、話題性にも欠ける。では、そもそも何のための、誰のための大会なんだ・・・とすら思ってしまう。


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photo: pgatour.com


タイガーが観戦に来れない理由は手術明けの左膝にある。全米オープンを勝って以来、初めて記者団と話す場が設けられた。自身の大会を見に来れない理由について「飛行機に乗ると膝がかなり腫れてしまう。医者からは飛行機に乗らないよう言われている」としながら、


「でも分からないよ・・・そもそも医者の言うことは聞く方ではないから」とサプライズ登場を匂わせた。


残りの質問は2年目を迎える大会について、そして何より、手術した膝の経過についてのQ&Aに及んだ。


この日のタイガーの会見で明らかになった事実が幾つかあった。まず、ここ数年間調整してきたスイングの改造は10年以上痛みを伴っていた左膝への負担を軽減するためだったという。「10年、12年間、左膝に痛みはあった」とタイガー。2002年には嚢胞(のうほう)摘出手術、更に今年のマスターズ後に行った関節鏡視下手術でもその痛みを取り除くことはできなかったという。


マスターズ後の手術は「2008年を乗り切るため」の一時的なものだった。しかし、その反動で疲労骨折を起こし、復帰を目指していたトレーニング(ランニング)中に靭帯を損傷してしまった。今回の大手術は両膝を切開し、右ハムストリング筋から腱を摘出。左膝の前十字靱帯の一部に適用したという。


「疲労骨折だと分かってからは、メモリアルの欠場を決めた。全米オープンに向けても練習できる状態ではなかった。9ホールもプレーできなかったくらいだ。練習でも(打った後に)カートに戻ることすらできなかった。3メートル先にあるカートに歩いて戻れないのは、決していい印ではなかったよね・・・」

「そうなってからは、何があっても全米オープンが今年最後の試合になると決めていた。結果が予選落ちであれ、優勝であれ、これが最後と決めていた。」


今は左足がギブスで固定されていて、松葉杖で約3週間の生活を送るという。来年1月のビュイック・インビテーショナルでの復活が理想ではあるが、現実的ではないことも示唆。そうなると4月のマスターズまで先延ばしになる可能性もある。


「長期的な(復帰時期)は、正直、分からない。痛みの経過を見なければいけない。経過は人によって違う。6ヶ月後に復帰できる人もいれば、9ヶ月、1年かかる人もいる。リハビリに入るまでは誰も分からないと思う」


ここまで赤裸々に自身のケガについて語ったのは初めてではないだろうか。全米オープン期間中は「USGAに敬意を払い」自らのケガについては多くを語ろうとはしなかった。この日のタイガーの言葉の節々には、必ず戻って来ようとしている前向きな意志が感じ取れた。


全米オープン直後は引退説などが出回っていたが、まだタイガーのゴルフに対する熱は冷めていないはずだ。


そう願いながら、来年まで首を長くして待っていたいと思う。

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