タイガー・ウッズのスキャンダルといい、ゴルフ界がトーナメント以外の話題で持ちきりです。タイガーが復帰するまでのゴルフ界のキーワードは
「溝(grooves)」
になりそうです。
先週のファーマーズ・インシュアランス・オープンで今年の初試合となったフィル・ミケルソン。世界No.2を待っていたのはあまりにも冷ややかな出迎えでした。
【PingEye2問題関連】
・Ping Eye2ウェッジ使用を巡る賛否両論
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photo: facebook@Golf Club Groove Sharpener
トーレーパインズに登場したミケルソンは試合前の記者会見でジョン・デイリーやディーン・ウィルソンらが使用している1990年前に製造されたPingEye2ウェッジを試してみることを明らかにしました。近年、クラブ開発の発展とともに、グリーンサイドの深いラフからでもスピンをかけてボールを止めることができるウェッジが多く出回っていました。これを受けてUSGAは「フェアウェイキープをした選手は恩恵を受けるべき」と主張し、従来のウェッジの「スクエアグルーヴ(正方形型の溝)」を撤廃し「Vグルーヴ(V字型の溝)」のみを使用可能としたのです。
技術的な話ですが、従来の正方形型と比べると、Vグルーヴはボールの捕まりが悪く、ボール、芝が濡れている時などはその差が顕著だそうです。また、フライヤーも出やすくなり、ボールをコントロールする技術が問われるとのこと。
>なぜPingEye2ウェッジが使用可能かがご存知でない方はこちらから。
ピンの本社が同じアリゾナ州だったいうこともあり、ミケルソンは大学時からピンを愛用していて今でも昔使っていたクラブを大量に保管しているそうなのです。
今年に入ってジョン・デイリーやディーン・ウィルソンらもPingEye2ウェッジを使っていると聞いたミケルソンは、自分も「スクエアグルーブ」のウェッジを当面は試してみることを決めたのだとか。
一見「ルール」に従っている風にも見えるこの決断がツアー内外で波紋を呼んでいます(現在進行形)。PGAツアーの選手諮問委員会の一員でもあるスコット・マッキャロンはミケルソンのPingEye2使用について、
「いんちきだと思うし、正直あきれてしまう。(PingEye2を)使っている選手たちは全員恥を知るべきだ。ツアーのトッププレーヤーの一人として、ミケルソンは使用に関して声を大にして反対すべき選手の一人だ」
とミケルソンのPingEye2ウェッジ使用を猛烈批判。マッキャロンはファーマーズ・インシュアランス・オープンで予選落ち。一方、ミケルソンは最終日まで上位にいましたが、結果19位で今季初戦を終えています。しかし、今回の論争は結果云々ではなく、一度決まったルールに対して各プロがどのようなスタンスで新ルールに適応していくかが問われているような気がします。
言うまでもなく、自身がレフリーであるゴルフというスポーツで「いんちき」と言葉は最大の侮辱。PingEye2のウェッジはルール上、使ってもいいことにはなっています。しかし、規定外のウェッジを使用すべきなのでしょうか?
全員がPingEye2ウェッジを使い始めたら、どうなってしまうのか?ウェッジの市場は混乱しないのか?
そもそも、この新ルールを導入検討をしていた時、このような問題が生じることは想定できたはずなのでは?
多くの疑問が残る今回の新ルール。あなたはどう思いますか?
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ピン(Ping)ウェッジ(MB)



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