【歴史&データで見る】宮里藍、開幕2連勝は超エリートの仲間入り

宮里藍の開幕2連勝はお見事でした。序盤で2つ落としてから再び盛り返し、多くの選手が苦戦を強いられた18番ホールもパーでフィニッシュ。今回優勝した「HSBC女子チャンピオンズ」が強敵揃いだったことも考えるとホンモノの強さを感じますね。


これで宮里はロレックス・ランキング(世界ランキング)で8位から4位に浮上。今回の優勝、そして開幕2連勝が意味するものを少し歴史とデータを紐解きながら見てみようと思います。


今朝の新聞、テレビなどでもLPGAツアーの開幕2連勝は「44年ぶり、史上5人目」と大々的に報じられていました。過去にこの偉業を達成したのは、


マリリン・スミス(1966年)
ミッキー・ライト(1963年)
ルイース・サッグス(1952年)
ベイブ・ザハリアス(1951年)


の4名のみ。


この4名、すごいメンバーです。うち3名(スミス、サッグス、ザハリアス)はLPGAを創立した13名の一員であり、もちろん、全員が世界ゴルフ殿堂入りをしています。ライトはLPGA通算82勝を挙げ、88勝を挙げたキャシー・ウィットワースに次いで歴代2位の記録。


ザハリアスは1932年のロサンゼルス五輪で金メダル2つ、銀メダル1つ(陸上競技)を獲得したスーパーアスリート。のちにゴルフに転進し、当時は女子のプロツアーが確立されていなかったため、1938年1月、当時のロサンゼルス・オープン(現在のノーザントラスト・オープン)で史上初となる女子選手の男子試合出場を果たしたのです。


アニカ・ソレンスタムミッシェル・ウィらが達成できなかった予選通過も2度目の挑戦となった1945年LAオープンで見事に突破し(3日目のカットラインで落ちたが)、続くフェニックス・オープン(昨年までのFBRオープン、現在のウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン)では77-72-75-80で回り、33位でホールアウトしたのです。


ザハリアスのライバルでもあったサッグスは1955年から1957年までLPGA会長を務め、現在の新人賞「ルイース・サッグス・ロレックス・ルーキー・オブ・ザ・イヤー」の冠にもなっています。


LPGAツアーの開幕2連勝がどれだけすごいことなのか・・・。歴史に残る名選手たちでしか成し得なかった快挙ということが分かりますし、これからの宮里の飛躍をどうしても期待してしまいますね。


ちなみに、HSBC女子チャンピオンズは今年で3回目を迎えたのですが、過去2年の優勝者は2008年がロレーナ・オチョア、2009年が申智愛と現在のロレックス・ランキング1、2位の選手です。今年の大会にはロレックス・ランキング上位55位のうち54名が出場(出場選手63名)し、ハイレベルなフィールドであったことは言うまでもありません。


「エリート」入りした宮里藍がこれからどこまで伸びていくのか・・・。


まずは今週の国内開幕戦ダイキン・オーキッド。疲労だけが心配ですが、ここでも世界を破った強さを見せて欲しいですね。

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